賢い子どもに育てるには!脳の働きを良くする食べ物と食事のポイント

食事を作る親子

親は誰でも、子どもの成長を楽しみにしているもの。

心も体も元気にすくすく育っていって欲しいと願うものですよね。

また、学習面や運動面など、子どもの能力を伸ばすサポートも、親としてはしてあげたいと思うものだと思います。

「学力が身に付きやすくするためにはどうしたらいい?」「運動神経をよくするにはどうしたらいいの?」など、知りたいこともさまざまあるはずです。

今回は、脳の働きを良くする食べ物や食事のポイントについて、ご紹介していきます。

食事は、毎日の生活の中で大切な生活習慣の一つであると共に、食事は子どもにとって楽しな時間です。

食事の面から工夫することは普段の生活に取り入れやすいので、ぜひ、脳の働きを良くするための参考にして頂ければと思います。

そもそも、いい脳とは?

子どもが生まれると、「頭のいい子になって欲しい」など、子どもの脳の働きが良くなるためにはどうしたら良いか考えるパパやママは多いと思います。

では、「いい脳」とはどのような脳のことを言うのでしょうか。

このことについて、人工知能研究者の黒川伊保子さんの記事をご紹介します。

「いい脳とは、感じる力、考える力、直感力、知識、の4つが、上手に機能しあっている脳のこと」

具体的には、いつもしみじみと幸せそうで、常に好奇心と意欲を失わず、健康で、穏やかで、あったかい。

おっとりして見えるのに、決断ははやい。集中力があり、短い言葉に説得力がある。

飾らない人柄なのに、なめてかかれない威厳がある。そして、いつも感謝をしている――。そんな特徴を持つ人が、「いい脳」の持ち主なんだと思います。

引用:”ママと赤ちゃんの365日“応援サイト

「いい脳」とは「頭がいい」と学力のことを思い浮かべる方も多いと思いますが、脳の働き良くする上でこのように「いい脳」を育てていくことも必要なのかもしれませんね。

脳の働きを良くする食べ物

脳の働きを良くする食べ物は、以下のようなものが挙げられます。日々の食卓にぜひ取り入れてみてください。

イワシやサバなどの青魚を食べて記憶力を高めよう

イワシやサバなどの青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸には、脳の働きを活性化させる作用があり、脳の中の神経伝達物質を増やすことで、記憶力を高めるといわれています。

このDHAは体内ではつくることができないので、食事から摂ることが大切です。

また、DHAは酸化しやすいため、抗酸化作用をもつ緑黄色野菜やみかんなどの柑橘類と一緒に摂ると良いでしょう。

青魚は臭みや小骨が多いことなどから苦手なお子さんも少なくないと思います。

できるだけ新鮮なものを選び、あらかじめ小骨を取るようにするなど、子どもが食べやすいように工夫すると良いでしょう。

また、マグロやカツオ、サケなどにもDHAは含まれているので、活用するのもお勧めです。

ご飯やパンなどの糖質を摂って脳にエネルギーを送ろう

ご飯やパン、麺類などの糖質は脳の唯一のエネルギー源であり、十分な糖質が供給されることで、脳は活発に働くことができます。

毎回の食事で、主食として糖質を摂るようにし、脳にしっかりエネルギーを送りましょう。

中には、子どもの体型を心配し、糖質を制限していたり、「あまり食べさせない方が良いのではないか」と思っているママもいらっしゃるかもしれません。

しかし、脳を含め、子どもの心身の成長・発達には糖質が必要不可欠です。

むやみに制限などはしないようにしましょう。

大豆や大豆製品を積極的に取り入れて記憶力、集中力を高めよう

大豆や大豆製品に多く含まれるレシチンという成分は、脳の神経に働いて、記憶力や集中力を高める効果があるといわれています。

レシチンは大豆や大豆製品の他にも、卵黄やチーズ、レバー、ナッツ類、ごま油、いも類などにも含まれています。

積極的に食事の中に取り入れると良いでしょう。

脳の働きを良くする為に!食事のポイント

食事のポイント

朝ごはんをきちんと食べる

朝ごはんは、頭と体を目覚めさせる大切な食事です。

朝ごはんを食べないと、頭が働かず、勉強や遊びに集中できなかったり、元気も出ません。

朝ごはんは、ご飯やパンなどの主食をしっかり取り入れたメニューにし、脳にエネルギーを供給しましょう。

また、朝ごはんをしっかり食べることができるよう、早寝早起きを心がけ、生活習慣を整えるようにしましょう。

よく噛んで食べることで脳が活性化される

よく噛むことで、脳内の血流量が増え、脳が活性化されることで、記憶力が高まるといわれています。

また、「よく噛む」ことには、虫歯予防や口の器官の発達などさまざまな効果があることに加え、食材本来の味やおいしさを味わうこともできます。

一口30回を目標に、子どものうちからよく噛むことを習慣にすると良いでしょう。

ガムを噛む親子

睡眠を取ることで脳に記憶を定着させる

脳は、昼間に体験したことなどを、眠っている間に整理し、記憶を定着させるといわれています。

特に子どもは、勉強や運動、遊びなど、たくさんの経験をしますよね。

小学生、中学生、高校生…と上がっていくにつれて覚えることもどんどん増えていきます。

そのため、昼間に得た経験や情報が多く、それらを整理、定着させるために睡眠が重要になるのです。

質の良い睡眠を十分にとれるよう、夜の過ごし方も考えていくと良いですね。

脳の働きを良くする為に食事以外に子供とコミュニケーションを取ろう!

脳の働きを良くする食べ物や食事のポイントについてご紹介させて頂きましたが、子どもの脳の発達には、食事はもちろんですがパパやママ、家族の愛情が何より大切です。

子どもとコミュニケーション、スキンシップをたくさんとって、愛情表現することは子どもの心身において最高の栄養になります。

今回ご紹介させて頂いた脳をの働きを良くする食べ物や、食事のポイントをぜひお子さんと一緒に楽しく取り組んで頂けたら嬉しく思います。