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読解力を上げるためには本を読むのがいい、と広く言われていますが、「子どもがあまり本を読まない」、「読んでいるようだけれども、読解力が上がらない」など、やきもきしている親御さんもいらっしゃるでしょう。
ここでは、中学受験で公立中高一貫校へ進学した我が子が、小学生の時に読んでいたおすすめの本や、国語の成績が伸び悩んでいる時の対処法など、中学受験に役立つ情報をお届けします。
読み書きや読解の力は一朝一夕に身につくものではありませんが、親子で楽しみながら読書に取り組んでみませんか。
目次
国語の記述問題で点数が取れない!点数を伸ばすためにオススメな勉強法
受験勉強を続けていくなかで、国語の記述問題の点数が伸びない、と悩むこともあるはずです。我が家もそうでした。
筆者自身、本を読むことが好きなので、どんな作品がテスト問題として採用されているのか、とても興味がありました。
そのため、筆者自身も問題を解くことがよくありました。
高学年になるにつれ、国語の問題は親がびっくりするほど、長文になります。
活字に触れる機会を増やしてみよう
点数が伸び悩んでいたときは、一緒に問題を解きながら、どんなことを質問されているのか、答えをどう書けばいいのかなど、確認し合うことを重ねました。
何度か繰り返すとコツを掴んだようで、6年生後半になると、国語の点数が安定してきました。
共働きで毎日忙しく、一緒に問題を解く時間を確保するのは無理、というご家庭も多いかと思います。
ご家庭に合った方法で楽しく文章を読み書きしたり、活字に触れたりする方法を見つけてみませんか。
我が子が低学年の頃には親子で交換日記を通して文字を書く、文章を書くという練習をしていました。
読書をすると読解力がつく?受験期に読んでいたオススメな本!
我が子が小学校4年生のとき、塾長と面談のなかで、「他のお子さんはどんな本を読んでいますか」と質問したことがあります。
当時、学習まんがをよく読んでいましたが、「これでいいの?」と筆者自身が不安に思ったことがきっかけでした。
読書が読解力を伸ばすのに役立つ、と聞いても学習まんがでいいのかしら、と心配になる親御さんも多いのではないでしょうか。
塾からは、「学習まんがでもいいですよ。本を読むきっかけになりますから」との返事をもらい、ほっとしたことを覚えていますが、受験生が読んでいるオススメな本も教えてもらえたのでご紹介していきます。
塾からおすすめされた本
本の貸し出しコーナーが塾によってはあるかと思います。
我が子が通塾していた塾からおすすめされた本は、
「ハッピーノート」(草野 たき 作/ともこエヴァーソン 画 福音館書店)です。
その時期、我が子は色々なことに悩んでいました。
塾長がそのことを知っていたのかどうかは分かりませんが、我が子の気持ちにぴったりと寄り添ってくれる本だったようで、「読んでよかった」と口にしていたことを覚えています。
「どんな本をすすめたらいいのか分からない」という親御さんは、塾の先生に聞いてみるのもおすすめです。
先生自身も小学生の頃に読んだ本、などをおすすめしてくれるかもしれません。
受験生におすすめしたい!隙間時間で読めるおすすめなジャンル
特別に難しい本を読んできたということではありませんが、好んで読んでいた本をご紹介します。
今、多くの小学校では読書タイムという時間が設けられていると思いますが、ライトノベルや文庫本はその時間や休み時間に読んでみるのもいいですね。
ライトノベル
小学生にも楽しめるライトノベルがたくさん発売されています。
我が子が気に入って読んでいたのは、「ソードアートオンライン」。おそらく全巻揃えた記憶があります。
講談社 青い鳥文庫シリーズ
可愛らしい表紙の絵が印象的な青い鳥文庫もよく読んでいました。
「若女将は小学生!」や「君の名は。」などが本棚にありました。
小説
「君の膵臓を食べたい」や「ブラックペアン1988」などが流行って購入しましたが、今思えば、忙しいのにいつ読んでいたのだろう、と不思議に思えてしまいます。
伝記
伝記は筆者自身も好きだったので、幼稚園の頃から、ナイチンゲールやエジソン、ベートーベンなど、絵本で読み聞かせていました。
小学生になってからはまずはマンガから購入して、家に揃えていました。
読書は本だけでなくても大丈夫!小学生新聞のおすすめポイント
小学生新聞は、全国の色々な小学生の活動を知ることができたり、学習に役立つ情報も豊富で、知識を増やすのにとても役立ちました。
我が子が特に気に入っていたのはイラストのコーナーでした。たくさんの小学生の描くイラストに、きっといい刺激を受けたようで、実際に投稿したところ、掲載されたこともありました。
小学生におすすめの本や小学生が抱きがちな悩みへのアドバイスなども記事として掲載されています。
購読を悩まれているご家庭は、図書館によっては置いてあるかもしれませんので、一度目を通してみるのもおすすめです。
まとめ
上記以外にも、「坊ちゃん」や「二十四の瞳」、「君たちはどう生きるか」など、今でも小学生時代に読んだ本が家においてあります。
たくさんの本を読んでいましたが、受験のために読んだというわけではなく、楽しみながら読んでいましたが、無理やり読解力を上げるためにと思うと、読書がつまらなくなってしまっていたかもしれません。
楽しく取り組めるきっかけを親子で見つけてみませんか。
いつの間にか読書が好きなお子さんになり、読解力も自然に身についてくるでしょう。