我が子の苦手科目への取り組みと克服方法とは

我が子の苦手科目への取り組みと克服方法のこと誰にだって得意なこと、苦手なことはありますよね。それが個性というものでもあると思います。

私自身中学校時代は何でもまんべんなくできたように思って勉強に苦手意識はありませんでした。

しかし高校に入学し、学習内容が専門性が高まってくる頃になると、とたんに「物理ができない」「科学が理解できない」と苦手意識がでてきました。

頑張っているつもりでも点数が赤点だらけ。逆に得意なものはある程度の学習時間で結果が出せます。

こうやって苦手なものを切り捨てていくことで自分の進路も狭めていったように思います。

我が子は3人いますがそれぞれ得意なこと、苦手なことが全く違います。

上の子どもは文系科目が得意で英語や国語では苦労はしませんでした。また数学ではかわいそうなほど苦しんでいました。

下の子どもは逆に数学や物理はラクショーと言い、英語や国語で苦労をしています。

一番下の子どもはさて何が苦手なのでしょう。正直中学校くらいの学習内容ではある程度の学力があればまんべんなく点数が取れるのでなんとも見極めが付きにくいものです。

ここでは、子育て経験から、子どもの苦手科目への取り組みと克服についてお伝えしていきます。

苦手科目への取り組み

さて、私は親として子どもに苦手科目を克服すべきだとは一言も言いませんでした。

学校の先生や塾の先生はそれを何とかするのが仕事ですからそうおっしゃるでしょうが、あくまで「親として」は私はそう思いません。

子どもにはそれぞれ得意なことがあります。だからまずその得意なことで自信を持たせたいというのが願いでした。

得意科目を徹底的に伸ばすこと。そこから始めてみてもいいかもしれません。

受験の際も苦手科目で点数を上げよ、なんて一言も言いませんでした。

入試も科目や方法によりますが得意科目で点数を取って総合点数で合否が決まるならそれはそれでいいのではないかと思うのです。

なので筆者は得意な科目の自慢話にしか反応しませんでした。

特に下の息子は数学や物理が得意ということで私の文系頭とは決定的に脳の使い方が違うのです。

そういう息子の自分と違う部分を尊敬すらしていましたので、自分の自信のあることで力をつけてほしいと願っていました。

そうするうちに自分自身で「苦手科目をなんとかしなければヤバイ」というようになってきて、自主的に先生のところに通ったり問題集を買ってほしいと言い出したり予備校に通わせてほしいというようになってきました。

不思議なものです。得意科目に力を入れていくうちに弱点が放っておけなくなるのです。

こうやって自分から心が動き出せばあとは心配ありません。

塾の先生や自分より良くできる友達など、色々なものを活用し何とかしようとしますから。

苦手科目を克服する方法

克服方法は人それぞれ

実は息子は物理が得意になったきっかけは友達が教えてくれたことでした。

いくらもともとその方面に向いているといっても、やはり努力しないうちは点数も伸びません。

そんな時にちょっと友達に聞いたところ先生よりよくわかるように教えてくれたそうです。

よく考えたら友達は考え方、言葉使い、理解の仕方が発達段階的に最も分かり合えるわけですから、当然のことかもしれません。

以後息子は物理にまったく苦労していません。最初の段階のわかるきっかけ、得意だと認識するきっかけを与えられただけなのです。

このように自分で動いて工夫し努力するうちに突破口は開けてきます。

ちなみに上の娘も大学入試センター試験を受ける際にはなぜか一番苦手だったはずの数学が一番できたというなんとも皮肉な結果でした。

それだけ自分で努力したということでしょう。子どもに自分で工夫させる、それまで親ができるのは見守ることだけです。