「勉強なんてつまらない。だってわからないんだもん。」
こういう言葉をお子さんから聞いたことはありませんか?この言葉が出た時は黄色信号です。
この時にほっておくと、子どもは勉強が嫌いになり、後々取り返すことがとても大変になってきます。
すべての科目を得意科目にすることは難しいことですが、苦手科目をそのままにしておくことは決してよいことではありません。
苦手科目を少しでも減らすことで、得意科目の成績がさらに上がり、勉強も好きになっていくはずです。
目次
お子さんの苦手科目を知っていますか?
お子さんが「勉強がわからない」と言っても、どこのどの部分がわからないのか、お子さん自身理解していないことがあります。
特に低学年の場合、ここの部分が苦手とはっきりと言えるお子さんは少ないです。
親御さんはお子さんが学習に取り組んでいる時の様子を観察することからはじめましょう。
集中して取り組んでいるならばまだ理解している科目だといえます。集中が途切れてしまう科目は苦手科目の可能性があります。
また、テストの成績、授業中のノートを見ることで、その科目はお子さんが得意科目なのか、苦手科目なのかを知ることができます。
苦手科目はどうして出てしまうのか
学年が上がるにつれ、学習する内容もどんどん難しくなってきます。
授業を理解していない、わからないまま進ませてしまうことで苦手科目になってしまうのです。
そのため、日頃からきちんと理解しているかどうかを御家庭で確認することが大切になってきます。
苦手科目を克服する5つ方法
1.とにかく復習!応用問題よりも基本問題を大切に
予習も復習も大事。とはいいますが、それは理解できている科目での話です。
苦手科目の場合、予習をすることで余計にわからなくなる場合があります。
復習は、問題集や学校のドリルなどでかまいません。その際、とにかく簡単な問題、基本問題をやらせてください。
一回目は親御さんと一緒に問題を解き、理解していなかったらゆっくりと教える。
二回目はお子さん本人に解かせる。また同じ場所が間違えるようならもう一度教える。
基本問題をしっかり復習し、理解させることで脳に定着させることができます。じっくりと問題を解かせることで、お子さんの自信にもつながります。
教える際は答えをすぐに教えるのではなく、なぜこうなったのか?なぜこうなるのか。を忘れずに導いてあげてください。
2.テスト直し
学校で単元ごとに行われるテスト。御自宅に保管していますか?
小学校の場合、その単元の大切な部分がテスト問題にまとめてあります。テストを見直すと苦手科目と得意科目が明確にわかります。
夏休みなどの長期休暇を利用し、前学期分のテスト直しをすることで復習効果も得られます。
その際「間違いノート」を作成し、間違えた問題をまとめることで後々の見直しも楽に取り組むことができます。
3.苦手科目克服の鍵は国語力
どの教科でも文章を読み解く力は必要になってきます。そのため、国語力を鍛えることで、苦手科目を克服することができます。
本を読むのが苦手なお子さんの場合、小学生だからと絵本を否定するのではなく、絵本からスタートさせることもお勧めです。
また、幼児時代にやっていた読み聞かせを復活させることもお勧めします。日記を書かせたり、親子で物語作り、紙芝居作りをしてみたり。
文章を読むこと、文字を書くことを繰り返させることで、国語力を鍛えることができます。
4.「わからない」をそのままにしない、増やさない!早目の対処を
わからない場所をまとめて後でやる。これは絶対にお勧めできません。
日にちが経たないうちに対処することをお勧めします。
次の単元に移る前にお子さんに理解させることが大切です。
5.できるようになったら褒める
お子さんが今までわからなかった問題が解けるようになった時、親御さんはとにかく褒めてあげてください。
「よくできたね」「すごいね」この一言はお子さんの自信にもつながりますし、お子さんの心を頑張ろうという気持ちにもっていくことができます。
まとめ
新しい知識を入れる、勉強するという行為は大人になっても決して簡単なことではありません。
勉強を少しでも楽しいものにするために、苦手科目を克服させることはとても大切です。
親御さんがサポートしてあげることで、勉強嫌いにならないことへつながることでしょう。しかし、学年が上がるにつれ、勉強を教えてあげられないという親御さんは多いです。
その際はぜひ、解説文が多い問題集を購入することをお勧めします。
お子さんが一人で苦手科目を克服することはとても大変なことです。ぜひ、一緒に苦手科目克服のサポートをしてあげてくださいね。