親子遠足の楽しみ方!当日は子ども中心に過ごすことを心がけよう

親子遠足の楽しみ方

多くの保育園・幼稚園で年間行事の一つとして行われる親子遠足。

子どもと一緒に参加できる楽しい行事ですが「どのように過ごせばいいのか分からなくて不安がある」「知り合いがいないので、馴染めるのか心配」と、親子遠足に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

ここでは、幼稚園教諭の経験から親子遠足を存分に楽しむためのポイントや、事前に準備しておくと良いものをご紹介していきます。

保育園・幼稚園で開催される親子遠足とは?

親子遠足は、保育園・幼稚園で開催される春の園行事です。

親同士のコミュニケーションや先生・友だちと親睦を深める目的があります。

行き先は、動物園や公園が多く、先生やクラスメート保護者がバスに乗って目的地に向かいます。

現地では自由行動が多いですが、クラス単位で園内を見学したり、レクリエーションを楽しんだりする場合もあります。

ここで、親子遠足の一例を紹介します。

  1. 保育園・幼稚園に集合し、バスに乗る
  2. バス内ではレクリエーションを楽しみながら目的地に向かう
  3. 園内(動物園や公園)を見学・クラスごとの交流を楽しむ
  4. お弁当・自由時間
  5. バスに乗って保育園・幼稚園に戻る

どのように過ごすのか詳しく知りたい方は、園で配布される遠足の案内やしおりを事前に確認するといいですね。

心配なことがある場合や、当日の持ち物など分からないことがある場合は、送り迎えのタイミングで先生に直接聞いてもいいでしょう。

親子遠足で準備しておくと良いものは?

親子遠足に何を持っていけば良いのか、どのような服装がベストなのかお悩みの方もいますよね。

ここでは、当日に必要な持ち物を参考にしながら、直前に慌てないための事前準備についてお話します。

まずは、遠足に必要な持ち物を紹介します。

  • お弁当
  • 水筒
  • レジャーシート
  • ハンカチ・ティッシュ・ウェットティッシュ
  • 着替えや上着
  • ビニール袋(ゴミ袋)

お弁当・水筒は親子2人分が必要です。

あまりにサイズが大きいと持ち運びに大変なので、軽量でコンパクトな使い捨てタイプのパックや紙箱のお弁当箱を使用してもいいですね。

また、天候や気温を予報で確認しながら、着替えや薄手の上着を持っていくと汚れてしまった時や、肌寒いときに慌てず対処できます。

ビニール袋は、おやつやティッシュのゴミを入れたり、園内で見つけた植物・木の実を持ち帰ったりするときにも便利です。

多目的に使えるため、多めに持っていきましょう。

持ち物の他に、服装もある程度決めておくと良いですね。

長距離を歩いて移動したり、親子のふれあい遊びを楽しんだりするため、親子遠足は動きやすさを重視しましょう。

パンツスタイルで、靴はスニーカーがおすすめです。

また、急に暑くなったり寒くなったり、春先は天候が変化しやすいので、調整できるような服装を選びましょう。

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親子遠足を楽しむための3つのポイント

では、親子遠足を気楽に楽しむためのポイントを紹介します。

初めての親子遠足は、心配なことも多く意気込んでしまいがちですが、リラックスして参加できるよう意識するポイントをまとめています。

ぜひ参考にしてくださいね。

1.お弁当に気合を入れすぎないようにしましょう

遠足の楽しみと言えばお弁当。

子どもの好きなものをたくさん入れて、かわいくデコレーションして、など考えている親御さんも多いのではないでしょうか。

子どもの喜ぶ顔を想像しながらお弁当を作るのは幸せなことですが「お弁当作りに時間がかかりすぎて、遅刻しそうになった」「たくさん作ったのに子どもが全然食べてくれず困った」など、失敗談もあります。

豪華なお弁当や、かわいくデコレーションしたお弁当を持ってくる子どももいますが、全員がそうではありません。

子どもの好きなものを一品だけ入れる、切ったらそのまま入れられるものを選ぶなど、マイルールを決めておくのがおすすめです。

遠足に行く前にお弁当作りで疲れてしまった…と後悔しないためにもお弁当は外で気持ちよく、楽しく食べるものということを意識して気楽に作りましょう。

子ども主体で行動するように意識しておこう!

「知り合いが一人もいないから馴染めそうにない」「ママグループができていたら入りにくい」など、自由時間やお昼ごはんの時間を憂鬱に思うママもいますよね。

親同士の親睦を深めることも親子遠足の目的ではありますが、主役はやはり子どもたちです

親の心配をよそに、子どもは「○○くん、一緒に行こう」「○○ちゃんとお弁当食べる約束したよ」など、積極的に声を掛け合います。

子ども同士が一緒に動けば、自然と親同士の会話のきっかけにもなります。

「いつも園で一緒に遊んでいるみたいです」「家でよく○○ちゃんの話をしています」など声をかけて、初めて顔を合わせる方ともコミュニケーションが取れるでしょう。

当日は、子ども中心で動くことを意識すると、無理なく遠足が楽しめます。

事前にマップや遠足のしおりを見て親子で見たいものや楽しみなことを挙げておく

遠足の前には、施設マップや遠足のしおりにも親子で目を通しておくと良いでしょう。

どんなものを見て、どんな過ごし方をして……子どもと話し合う時間は、自然と笑顔になるものです。

また、他の親子に馴染めなかったり、ママグループに入っていけなかったりした時にも、ただ時間をつぶすだけでなく、見たいものをみて親子で楽しめたらいい思い出になりますよね。

見たいものが見られなかった場合には「また、来年の遠足のお楽しみだね」と、声をかければ、次回の親子遠足への期待にもつながります。

親子遠足に行く前から、子どもと会話を楽しむことで、より気楽に臨機応変に遠足が楽しめるようになりますよ。

幼稚園に通う子供

まとめ

今回は、親子遠足を楽しむためのポイントや事前準備についてお伝えしました。

初めての親子遠足は、どのように過ごしたらいいのか不安や心配事も多いものですが、親子遠足の流れを把握し、事前準備を整えるだけでも、当日に慌てずに落ち着いて参加できます。

遠足は子ども中心に過ごすことや、事前準備を整えながら、自分らしく無理なく楽しむことを意識しましょう。