千葉エリアと埼玉エリアは1月に入試が始まります。
以前は、神奈川エリアや東京エリアを本命としている子どもたちが、本番前に腕試しとして千葉エリアを受験する傾向が強くありましたが、最近では、はじめから千葉エリアの学校を第一志望とする子どもも増えています。
それは、千葉エリアの学校が大学合格実績を伸ばしてきていることも要因のひとつだといえます。
今回はこのように注目されている千葉エリアの中学校受験について調べてみました。
目次
千葉エリアの中学校受験スケジュール
千葉エリアの中学校の入試は1月20日〜23日頃がもっとも多く、首都圏の中では埼玉エリアに続いて早い日程でスタートします。
ただし、千葉エリアの場合には12月に推薦入試を行っている学校もあり、ある意味一番早い対応が必要になります。
また、複数回入試を行っている学校は、やはり首都圏の他の都県の入試スケジュールと重ならないように、1月26日・27日や2月4日以降に2次入試を行う学校もあります。
埼玉エリアは1月10日頃から、東京エリアと神奈川エリアは2月1日がもっとも入試が多い時期になります。
千葉エリアは首都圏では中学校数が少ないのが難点
千葉エリアでは首都圏の他都県に比べて圧倒的に受験できる中学校数が少ないです。
またそのために中学校のレベルの格差が顕著で、千葉エリアだけでは子どもの実力に合わせた併願校を選べないことがあります。
現在、千葉エリアの受験できる中学校には男子校がありません。女子校でもたったの3校。残りの受験できる中学校は共学になります。
ですから、併願校には比較的近い東京エリアから選ぶ傾向があり、入試日が1月10日頃ともっとも早い埼玉エリアを受験する傾向があります。
千葉エリアに受験できる中学校がもっと増えれば、わざわざ遠くまで通学する必要がなくなると思うのですが。
それでも千葉エリアの中学校受験者数は増加傾向
千葉エリアでは受験できる中学校数が少ないとはいえ、受験者数は増加傾向にあります。
これは、東京エリアの学校を第一志望とする受験生が増えていることと、公立中高一貫校への受験をする子どもが増えていることが要因です。
千葉エリアでの公立中高一貫校
- 県立千葉中学校
- 市立稲毛高校附属中学校、など
県立千葉中学校の令和6年度入学の入試日
- 一次検査:令和5年12月9日(適性検査)
- 二次検査:令和6年1月24日(適性検査・面接)
となっています。最終的な入学許可候補内定者の発表は令和6年2月1日となっています。
市立稲毛高校附属中学校の令和6年度入学の入試日
- 一次検査:令和5年12月9日(適性検査)
- 二次検査:令和6年1月24日(適性検査・面接)
- 選抜検査の発表は令和6年2月1日
よって、他都県同様に公立中高一貫校の併願はできません。
千葉エリアでも公立中高一貫校への人気は高く、非常に高い倍率となっています。
千葉エリアの私立御三家
- 渋谷教育学園幕張中学校
- 市川中学校
- 東邦大学附属東邦中学校
が有名です。
千葉エリアの中学校を受験する際の注意点
千葉エリアの中学校を受験する際の注意点は、他都県エリアからの受験生が多いことです。
これは、先にもお伝えしましたが、埼玉エリアに続いて入試日程が早いので、腕試しとして受験する子どもが多くなるせいです。
特に渋谷教育学園幕張中学校や市川中学校といった難関校は、他都県の上位受験生も受験することが予想されるので、注意が必要です。
受験するだけではなく、実際に渋谷教育学園幕張中学校へ通っている生徒の居住地は、千葉県内につづき東京都内、茨城、埼玉、神奈川と渡っています。
また、千葉エリア内だけでは受験できる学校が少ないので、受験に対するモチベーションを保つことが難しくなります。
2月1日頃に入試が集中する東京エリアには、千葉エリアから通学するにしても便利な学校が多くあります。
それらも広く視野に入れて受験スケジュールを立てる必要があります。
千葉エリアの中学受験のまとめ
今回は、千葉エリアの中学校受験についてお伝えしました。
千葉エリアは東京から近く、東京や神奈川エリアよりも入試日程が早いので、どうしても併願校にされてしまう傾向があります。
また、千葉エリアで受験しようと思ったら、1月中に千葉や埼玉エリアで数校受験し、2月には東京エリアで受験できるようなスケジュールを組みましょう。
受験生には全員頑張って志望校に合格してほしいと思います。
でも、千葉エリアには受験できる中学校が少なく、倍率が高くなっているようなので、特に千葉エリアを第一志望にしている受験生は、倍率に負けないで頑張ってください!
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