みなさんは自分が子供のとき、何を習っていましたか?
塾、水泳、ピアノ、習字、サッカー、野球等、様々ですが、自分からしたいと言って習っていた人もいれば、親に言われるがまま習っていた人もいるのではないかと思います。
家庭の方針によって何を習わせるかはそれぞれ違ってきますが、幼児期から始められて学力に結びつくやっていた方が良い習い事を3つご紹介していきます。
そろばん
やはり計算力がつきます。スピードは勿論のこと、正解率も上がります。
中学生になっても計算が苦手で、足し算を指で数えないといけない子供も多くいます。
また、中学生以降のテストや受験で、計算に時間をかけずに済む分、他の問題に取り組みやすくなります。
期間にもよりますが、そろばんを習っている子供は習っていない子供に比べて、比較的学力は高い傾向にあります。
習字
習字は字を綺麗に書けるようにするために習わせている家庭がほとんどだと思います。
しかし、メリットはそれだけではありません。
「字が綺麗」ということは「他人が見たときに誤った読み方をしなくなる」ということです。
「そんなことは当たり前のことだ」と思うかもしれませんが、その当たり前のことが勉強や受験においてとても大切なことなのです。
字が汚い、読みにくいということは、それだけで「×」をつけられる可能性が増えるということです。
ローマ字の「a」が「u」に見えたり、計算の途中式は合っているのに、字が汚いせいで読み間違えて答えが違ってしまったり、良いことは一つもありません。
さらに汚い字が癖付いてしまうと、就職活動や社会人になってからの仕事では、苦労することでしょう。
習字を習うと、筆だけでなくペン字もするかと思います。正しい姿勢でペンを握り書いて練習します。
2つ目のメリットとして、「正しい姿勢で机に向かう」ことができるということです。姿勢正しくものを書くと、前に重心がかかり、必然的に筆圧が強くなります。
逆に姿勢が悪いと重心は後ろにいき、筆圧は弱くなります。前者のように学習を行うと、筆圧の強い濃い字を見て、脳は重要項目ととらえより働きます。
逆に後者のように、ミミズの這ったような薄い字だと必要のないものとしてとらえ、脳は働かなくなります。
適当な字を書いている、学力の高い子供は見たことがないと言っても過言ではありません。
ピアノ
少し話は逸れますが、みなさんは「指先を使っているとボケ防止になる」というのを聞いたことはありますか?
数多くいるご老人の中で認知症になる人もいれば、頭はずっとはっきりしている方もいます。
勿論環境が要因となっていることもありますが、その差の1つとして挙げられるのは、「脳を使っているか」どうかです。
よく、「麻雀をしているご老人はボケない」というのもその1つです。
本題に戻りますが、ピアノは指先を使います。左右違う指使いをする上、目で見た楽譜通り弾かなければなりません。
ピアノを楽譜通り弾くには、プロでない限り1度練習しただけでは上手くなりません。
どういう曲か譜読みして、最初は右手だけ、次に左手だけ、慣れたら両手、というように何度も何度も反復練習することでやっと弾けるようになります。
ピアノを弾くことは脳を使う行為になります。これを幼少期の頃から行うことで、脳の回転率を早めることができるのです。
幼児期の習い事は家庭の方針のもとに
ここまで、「学力」に結びつく習い事として述べてきましたが、あくまで家庭の方針に則って決めるようにしましょう。
もし、計算の練習が苦ではない子供なら、必ずしもそろばんを習わなければならないこともないでしょう。
字が綺麗で丁寧な子供なら、習字を習わせる必要もないと思います。
学力とは関係なく、例えば水が嫌いな子供であれば、克服させるために水泳を習わせても良いと思います。
大事なことは、何事も継続することです。
「習わせたものの、子供が嫌だと言うからすぐ辞めた」
というようでは、それらが力にはならないでしょう。
そして根性のない子供に育ってしまうでしょう。
多少嫌なことがあっても、なかなか成果には現れずとも、力が身に着くまで何が何でも通わせる、くらいの意気込みで始めた方が、結果的に良いと言えます。
家庭の経済事情や子供の学力事情に合わせて優先順位を決め、子供が将来どういう風に育ってほしいのかを考えると、数ある習い事の中から絞り込んでいけると思います。
習い事に通わせることも中学生になれば自然となくなるので、小さいうちにできることをしておきましょう。
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