子どもが小学校の先生と合わない時、親はどうしたらいい?

子供が小学校の先生と合わない子どもの小学校生活、できる限り6年間楽しく過ごして欲しいと願っても、それが第三者の存在で不安が生まれることもあります。

特に、先生と合わないと感じてしまうと子どもも親も不安です。

そういう場合、どんな風に対応するべきなのか。低、中、高学年に分けて考えてみましょう。

子どもが小学校の先生と合わなかったら?

低学年の場合は、他の先生に頼るより親同士連携を取ってみよう

低学年の担任になるのなら、保育園、幼稚園から上がって来た子どもたちを小学生へと変えていく技量が必要とされますが、子どもたちが持って来る幼稚性を否定する先生も少なくありません。

子どもたちは今まで通っていた保育園や幼稚園のお友達と同じ環境が続くくらいの気持ちで入学するので、行動に自制がかけられない子も含まれます。

今までの環境とは違い、一定時間椅子に座って授業を受けるのですから、そこに慣れるまでどう対応するかで先生の技量を見ることができます。

この時期は子どもたち自身が先生に対しての不安を漠然と感じていて、うまく言葉にできないことも少なくなく、急に「せんせいがいや」と告白してくるパターンが多いかもしれません。

そうなる前に、親同士の繋がりを活用して子どもたちの様子を共有するようにしておくと、先生や学校に意見を上げやすくなります。

これから小学校へ毎日通う足掛かりになる時期ですので、ここで躓かないよう2年間を見守ることが大切です。

中学年の場合、親子の信頼関係をしっかり築く

小学校3年、4年生は早い子なら思春期の入り口を迎える年齢になり、大人との関わり自体が難しくなる子も増えてきます。

そんなときに1番身近な先生と合わないとなると、心にかかるストレスが増え、成績が伸び悩んだりすることもあります。

尊敬できない先生の授業をまともに聞ける子はほとんどいません。

学校側も担任選びに苦慮しているとは思いますが、先生の普段の発言やクラスのお便りに使われる言葉を読み取り、どんな先生なのか把握することが大切です。

子どもには学校へ行ってしまうと様子がわからないため、その日にあった嫌なことはその日のうちに教えて欲しいとはっきり伝えておきましょう。

会話を促すことで、親子間での信頼関係は強くなります。子どもと顔を合わせたら「いま忙しい」は禁句です。

早めに心のもやもやを解消してあげることを優先に、学校側へ先生への不安を打ち明けるべきなのかどうか検討し、先生との間を取り持つ必要があれば適宜対応しましょう。

高学年の場合は、その先生に頼ることを諦める

こう言ってしまうと疑問に思う方も多いと思いますが、高学年生の担任を受け持っておきながら、子どもを不安にさせたり合わないと感じさせる先生であることが自体が残念なことです。

正直そんな先生にはあまり期待しない方が無難です。

先生について言いたいことがある場合は、すぐに学校へ伝え他の先生に間に入ってもらえるようにしましょう。

副担という制度があるのも、こういった事態を踏まえてのことなので、子どもが副担に心を開いているならそのことを伝えておきましょう。

このとき、ひとりで対応するより同じ不安を抱えている親同士がまとまって意見を上げると学校側も早めの対応を検討します。

今の学校は問題に対してすぐに対応しない、隠ぺいするところが少なくないので、ひとりでの行動は極力避けましょう。

先生に対する不安を口にする子が1人でもいるなら、確実に他にも同じ不安を抱えている子がいます。

1度の対応で済むよう、親同士の連携が大事です。

親がしっかり対応すると、子どもは安心して学校に通うことができるようになります。

お子さんの不安感は、早めに拭ってあげましょう。

教師、教員に関するニュースも後を絶たない

6年間、信頼のおける先生に見てもらいたいというのが親の本音ではあります。

しかし、暴言、暴力、わいせつ、最近はモラルを欠く先生のニュースが後を絶ちません。

そういった行いをする先生は一部だけですが、もしもお子さんの通う学校で、何かあったらと思うと親の気持ちとしては気が気ではないと思います。

もちろん信頼して子どもを預けたいと思いますし、それが本来の小学校生活なのですが、先生に対する不安を口にする子は増えているように思います。

子どもに変化がないかを察知して

学校の先生とうまく行かない、何かあった際、子どもがそれを素直に伝えてくれれば対応もできますが、大きなショックを受けることが起こった場合、子どもがそれを親に伝えられるかどうかはわかりません。

そのため、普段からの会話がお子さんの変化を早めに察知できる重要なカギにになりますので、子どもとの会話の時間は十分に取るよう気を配りましょう。

忙しいから後で、と言ってしまうと、子どもは親への信頼も減らしていきます。

先生と同じと思われないよう、親も自分の言動や行動には気をつけたいところです。

先生への不安の元がクラス内でのいじめに対応しないなど、深刻な問題をはらんでいることもあります。

お子さんが何か話そうとしているときは、くだらない話でしょ?とは思わず最後まで聞く姿勢を忘れずに聞いてあげましょう。

友達とのじゃれ合いや楽しかった出来事の報告だったのなら、楽しそうで何よりなのです。