4月に入園を控え、書類を記入して幼稚園グッズを購入し、名前を書いて…次から次へとある入園前の準備に追われている方が多いのではないでしょうか。
親にとっても子どもにとっても初めてのことばかりで、期待と不安が入り混じっていることと思います。
入園すると子どもたちは今までとは全く違った新たな生活がスタートします。
慣れない幼稚園生活に戸惑って「幼稚園なんていやだ」となってしまわぬよう…自宅で簡単に出来る、入園前に親子で身につけたい4つの習慣を幼稚園教諭経験からご紹介していきます。
目次
1.生活のリズムを整えよう
幼稚園生活がスタートすると登園時間に合わせて起床し、朝ごはんを食べて身支度を整える、そんな規則正しい生活になっていきます。
慣れないうちは制服に着替えたり、荷物を用意したり、ひとつひとつの身支度に時間がかかります。
朝からドタバタしてしまわぬよう、余裕をもって決まった時間に起きる習慣を身につけておくといいでしょう。
早寝早起きの習慣を身につけておきましょう
そして早起きの習慣を身につけるためには、同時に早寝の習慣も。
朝すっきり起きるためには早めに寝て十分な睡眠時間を確保することが大切です。
子どもはもちろん、早めの就寝時間に合わせて夕ご飯を作ったり、お風呂に入れたり、ママも新しい生活リズムに合わせた家事の段取りを考えて実行していくといいですね。
2.お弁当の練習をしよう
子どもにとって幼稚園生活のお楽しみのひとつでもあるお弁当の時間!毎日無理なくおいしく完食してほしいですよね。
そのためのファーストステップとして、幼稚園で使うお弁当箱を使ってお弁当作りに挑戦してみましょう。
お弁当に慣れるのは子どもだけではありません。作り手の親御さんが先ず始めに慣れることが大切です。
実際にお弁当を作って食べられる量を把握しておきましょう
実際に作ってみるとどのくらいの量が入るのか、そして子どもが食べ切れるのかを知ることができます。
よくある失敗は、大量に作りすぎてしまうパターンです。
張り切って大量のお弁当を作ってくれたのはいいけれど、食べきれずに大半を残してしまったり無理して完食したり…これでは楽しいはずのお弁当の時間が台無しです。食べ切れる量の把握は一番大切なポイントでしょう。
量が把握できたら次は食べやすいメニューかどうかを見極めること。
初めはおにぎりやサンドイッチなど、手で掴んで食べられるメニューがいいでしょう。
ピックを使っていい場合は、ピックをうまく使って食べやすい状態にしてあげる方法もあります。一品は食べやすいフルーツやミニゼリーにしてあげるのもいいですね。
何回か作ってみると、子どもにとって食べやすいお弁当は何か分かってくると思います。
そして食べることはもちろんですが、自分で準備し片付ける練習も合わせてできるといいですね。
お弁当の時間が楽しみになるよう声かけしながら、親子で少しずつ準備を進めていきましょう。
3.衣服の着脱をマスターしよう
新しい制服を受け取り、サイズを確認して名前を書いて、さあ入園準備はばっちりだと思っている方も多いのではないでしょうか。
クローゼットにしまう前にまずは制服の着用方法、自分で脱いで畳むことができるか確認しましょう。
今まではうまく出来なくて時間がかかっても手助けすることが出来ましたが、園生活では自分のことは自分で行わなくてはなりません。いきなり身支度で遅れをとってしまわぬよう、きちんと身につけておきたいものです。
制服、上靴、通園履の着脱の練習は繰り返し確認しておくと安心です
ボタンがある園服の場合はボタンをつけたりはずしたりが出来るか確認しましょう。最初のうちはボタンがかたいことも考えられますので繰り返し練習しておくといいですね。
制服の次は上靴や通園靴の脱ぎ履きも!右と左がいつも逆になってしまう場合は、靴に右と左が分かるようなマークをつけておく、中敷に絵を描いておく方法もおすすめです。合わせて、上靴袋に自分で出し入れする練習をしておくといいでしょう。
4.登園のイメージを掴もう
幼稚園バス、徒歩、公共交通機関など登園方法は様々ですが、幼稚園がスタートする前に親子で登園ルートの確認をしてみましょう。
徒歩の場合はまずお散歩しながら実際に歩いてみるといいですね。何度か歩いてみると実際にかかる時間や、交通量が多く危ない場所などが分かってきます。慣れてきたら登園時刻に歩いてみるのもおすすめです。
幼稚園バスの場合はバス停の確認や、事前にバスコースが分かる場合には車で回ってみるといいでしょう。
ママと離れてひとりでバスに乗り込むことは不安なことです。どの道を通ってどのくらいで着くのか知っておくとことで少し不安が和らぐと思います。
入園前は焦らず少しずつ身につけていきましょう
子どもにとってもママやパパにとっても入園前の時間は大切なひとときです。
あれも出来ていない、これも出来ていないと焦る気持ちは子どもにも伝わり、不安をあおってしまいます。
登園しながら少しずつ身につけていくことも出来ますので、まずは無理のない範囲で、楽しみながら幼稚園で必要な習慣を身につけていけるといいですね。