幼稚園受験に合格する子の傾向は?合格につなげるために意識したい子育て法

幼稚園受験で受かる子とは

少子化が進む中、様々な理由で我が子にしっかりとした教育を受けさせたいと考える親御さんが多くなったように見受けられます。

その中で、早い段階でお子さんの教育を考え、幼稚園受験を視野に入れている方もいらっしゃるでしょう。

2、3歳の子どもが受ける幼稚園受験。

ご縁をいただくためには、どのように向き合ったら良いのでしょうか。

ここでは、幼稚園受験で合格するために大切なことをお伝えしていきます。

幼稚園受験に合格するお子さんの傾向とは?

幼稚園受験でご縁をいただくためにまず、どのような子どもが合格しているのかを知る必要があります。

合格者の傾向としては、

  • 子どもらしく素直
  • 意欲的によく遊ぶ

このようなお子様が見受けられます。

「子どもらしい」とはあどけない、「素直」は穏やかでひねくれていないという意味があります。

様々な事象に目をキラキラさせながら、不思議に思ったり、想像してみたり、触ったりしながら、心から楽しむことができる子供のことです。

もう一点の「意欲的によく遊ぶ」は自分から進んで様々なことに取り掛かかり遊ぶことができるかということです。

幼稚園が求めている子どもとは

幼稚園が入園して欲しい子供とは、幼稚園が掲げる教育理念にあったお子さんです。

これは、言い換えると、教育理念と同じ方向を見てお子さんを育てようとしている親御さんかどうかが見られるということになります。

上記の幼稚園受験で受かる子はどんな子か、に書いた通りのお子さんは、親御さんが日々の子育ての中でどのようにお子さんに関わってきたかによって、子どもらしい子どもにも、またその逆にもなりうるのです。

幼稚園受験をする子供

幼稚園受験でご縁につながる子育て!子育てに大切な5つのこと

それでは、具体的に親御さんはどのような子育てをしたら、幼稚園が求めているようお子さんになり、ご縁に繋がるのでしょうか。

子育てに取り入れたい5つの秘訣をご紹介していきます。

1.躾

褒めて伸ばすブーム到来の昨今ですが、2、3歳児には教えなくてはいけないことがたくさんあります。

食事や公共交通機関でのマナーを身につけさせ、その中で不快な行為や危険な行動に対してはしっかり叱ることも大切です。

とは言っても「〇〇しなさい」「ダメ」と頭ごなしに否定したり、やろうとしていることを強制すると、子どもにとってはストレスになります。

叱るときは必ず、子どもの気持ちに理解を示しつつ、なぜダメなのかの理由と同じことを繰り返さないためにどうしたら良いのかを具体的に伝えることで子どもは成長します。

そして、できたらたくさん褒めてあげましょう。

頑張ってもできない月齢の頃はできるようになるまで何度も教えて待つことが必要です。

2.生活習慣

食事、睡眠、排泄、衣服の着脱、衛生といった基本的生活習慣を身につけさせましょう。

できれば、毎日同じ時間で行動することが望ましいです。

特に食事は規則正しく時間を決めてバランスよく摂り、そしてたくさん遊ばせましょう。

そうすれば、睡眠や排泄のリズムも整います。

こうした規則正しい生活の中で、約束を守ること、お片づけ、挨拶といった月齢にあった最低限のルールを教えていき、自分からできるようになることが大切です。

このようなルールはいつでもどこでもできるように子育てしておくことでお子さまの自立につながり、ご縁をいただく一歩となるのです。

3.母子分離

幼稚園受験の考査の中には、子どもたちだけで遊んでいるところを先生方が見る項目があり、親御さんと離れなければならない時間が必ずあります。

幼い子どもたちのことですので、不安になるのは仕方のないことです。

しかし、先生が優しく楽しそうに遊びをしようと誘っているところで、大泣きして親御さんから離れらないとなると、考査が受けられず失格にもなりえます。

そうならないために、日々の子育ての中で無条件に受け止めてあげること、お子さまの想いに共感し抱きしめ「いつもここにいるよ」と安心させることが大切です。

4.話を聞く姿勢と正しい会話

幼稚園受験の考査では、先生がこれからやること、と同時にしてはいけないことの説明、また絵本の読み聞かせなどお話しする場面があります。

まだお話が終わってないのに理解したからといってさっさと取り掛かってしまうよりは、ゆっくりでも最後までしっかりお話を聞いて取り掛かるの子の方が印象が良いです。

できるできない、上手い下手が合格ラインではないということです。

また、口頭試問を行う幼稚園も多く、先生が子供に簡単な質問をします。

たくさんおしゃべりができるからと無意味なことを一方的に話す子より、質問に対し丁寧にお話しできる子の方がご縁に近いです。

これは普段お子さまがどのような環境の中で、どのような会話を聞いて過ごしているか、「育ち」がとても出る場面です。

温かい家庭の中で正しい会話を聞いているお子さまは自然と身についていることなのです。

5.月齢相応の運動能力

月齢にあった体力がついているかどうかを見るため、両足ジャンプ、くまさん歩き、平均台の上を歩く、ダンスや手遊び歌が出題されることが多い傾向にあります。

この考査もできるできないが合格の決め手ではなく、月齢相応の体の動かし方ができるか、また普段から親子で遊べているのかを見ています。

親子遊びをあまりしていないと、出されるお題が初めてであってもプロの先生方の目はごまかせません。

自信を持たせてあげることが合格への近道です

いかがでしたでしょうか。

幼稚園受験の考査は、普段の親御さんの子育てが見られる試験だと言っても過言ではありません。

子どもは親が思うようには育ちません。親が育てたように育つのです。

2、3歳の子どもだと侮るなかれ、子どもは大人のことをよく見ています。

日々の生活の中でつい「早くしなさい」「なんで〇〇しないの」と言いがちですが、まだ表現する力は未熟でも想いはしっかりとあります。

その想いを引き出すような接し方をして、お子さまの自信に繋げていければ合格も近いはずです。

お子さんを一人の人間として接することを大切にしながら幼稚園受験に臨んでほしいと思います。