小学校生活では当たり前だけど出来ていない!?学年が上がっても親御さんにチェックしてもらいたい5つのこと

小学校生活で気に掛けておくこと

学年が上がり、小学校生活に慣れてくると、「自分でできるから大丈夫だろう」、「自主性を育てるためにも子どもに任せておこう」とお子さんに任せっきりにしてしまっていることはありませんか?

確認してみると、「できていると思っていたのに・・・。」とびっくりすることもあるのではないかと思います。

今回は、小学校の教員をしていた経験から、学年が上がっても親御さんに気をつけてもらいたいことをお伝えしていきます。

小学生になったら「自主性」のために、子どもに任せた方がいい?

お子さんの「自主性を育てる」ことはとても大切です。

しかし、「自主性を育てるために見守ること」と、「放っておくこと」は異なります。

子どもって出来ているように見えても意外と忘れていたり、抜けていたりすることがあります。

決して、口うるさく注意してほしいということではありませんが、小学生の間は、お子さんの自主性を大切に見守りつつ、陰のサポートとして親御さんにもチェックをしてもらいたいことがあります。

学年があがっても確認しよう!小学生の親御さんに気を付けてもらいたい5つのこと

では、具体的に小学生の親御さんに気を付けてもらいたい5つのことを紹介します。

1.配布プリントは確認しましょう

よくお子さんに任せてしまいがちなのが、プリントチェックです。

学校から配布されるお手紙やお知らせなどのプリントの数ってとても多いですよね。

地域のイベントに関するものから参観日のお知らせなど、全てチェックするのは大変です。

ですが、それは子どもも同じ。

しっかりしている子でもうっかり忘れてしまうことがあります。

「大事なものは渡してくれるだろう。」と油断していると、久しぶりにランドセルの中をチェックしたら「明日が参観日だった!」、「個人面談日の希望調査の締め切りが昨日だった!」ということもあります。

さらには、ランドセルの奥でクシャクシャになった状態のプリントを発見してしまう場合も・・・。

そうならないように、小学生の間のプリントは親御さんもチェックするようにしてください。

2.宿題がきちんと出来ているか定期的にチェックしよう

1年生のときには、一緒に宿題をしたり、できているか最終チェックをしてくれたりする親御さんが多いです。

しかし、3年生以上になってくると、宿題を忘れる子が増えてきます。

中には、毎朝学校へ来てから宿題をしている子もいます。

親御さんにお伝えすると「当たり前に宿題をしていると思っていた!」と驚かれる場合も。

宿題を毎日きちんと提出できる子と毎日忘れる子では、学力に差が出てくることもあります。

口うるさく言う必要はありませんが、きちんとできているか定期的にチェックしたほうがいいですね。

テストを受ける小学生

3.規則正しい生活を送れるように気をつけよう

基本的な生活習慣を見直すことも大切です。

小学校に入学したばかりのころは、学校からお願いされることも多く、親御さんも気をつけて様子を見られると思います。

しかし、学年が上がるにつれて、早寝早起きや朝ごはんなどの基本的な生活習慣が乱れてきてしまいがちです。

夜遅くまでテレビを見ていたせいで、授業中に眠くて集中できないなんてことも。  

規則正しい生活ができているかは、充実した学校生活を過ごすための大切なポイントです。

4.タブレットやスマートフォンの使い方を決めておこう

小学生でも、タブレットやスマートフォンを使用する機会が増えていますよね。

子どもに持たせる以上は、使い方や使用状況を親御さんが把握しておく必要があります。

高学年になるとさらにスマートフォンやタブレットをうまく操作できるようになってきます。

そこで特に心配なのがLINEでのトラブル。

小学生でも仲良しのLINEのグループを作ることもあります。ライン上で相手が嫌がることを送ってトラブルになったり、自分の意図と違う伝わり方をして喧嘩になったり。

また、オンライン上でのやりとりは、非常に外からは見えにくいです。

気付いたときには、トラブルが大きくなってしまっていることが多く、解決が難しいです。

スマホを所持するようになったら、

  • 宿題が終わってから使用する
  • 使用時間を決める
  • やりとりは親がチェックする

というようなルールを家庭できちんと相談しておくといいですね。

5.親子のコミュニケーションを大切にしよう

低学年のときは、学校であった出来事をたくさんお話ししてくれますよね。

しかし、学年が上がるにつれて、その回数が少なくなり、学校での様子が分かりにくいこともあるかと思います。

高学年になると思春期が訪れます。

それに伴って反抗期を経験したり、いろいろな悩みを抱えたりします。

そこで大切になるのが家族とのコミュニケーションです。

コミュニケーションをとるというのは、決してベタベタする、必要以上に話しかける、ということではありません。

子どもの話に耳傾けたり、意見を受け入れたり。

おうちの人が自分を受け入れてくれるという安心感を持たせてあげることです。

「いつでもあなたの味方だよ。」というメッセージを送ってあげましょう。

そうすることで、悩みを素直に打ち明けてくれたり、辛いことがあっても立ち直れたりという心の成長を支えることができます。

子供の友達と悩み

まとめ

本記事では、小学生のお子さんをもつ親御さんに気を付けてもらいたい5つのことを解説しました。

5つとも当たり前のことのように感じますが、小学校生活に慣れてくると意外と忘れてしまいがちなことではないでしょうか。

元気に楽しく学校生活を過ごす中でとても大切なことですので、きちんとできているか1度振り返ってみてくださいね。