なぜなぜ期がチャンス♪揃えよう“図鑑&百科事典”

なぜなぜ期

何を見ても「あれなぁに」「これはどうして?」と聞いてくる2~6歳頃。おむつが取れ、言葉も話せるようになり、自分の身の回りの事が大分出来るようになってきた頃ですね。

興味は徐々に周りの世界に移っていき、外界の全ての情報が新鮮な刺激となって入ってくる頃です。この時期は知能がどんどん発達し、多くの知識を蓄えようとする大切な時期。

でもお母さん。お子さんに「なぁに」「どうして」と聞かれた時、上手く説明できない時ってありませんか?また、忙しい時はついつい「あとでね」なんて誤魔化してしまっていませんか?

お子さんが「なぁに」と聞いてきた時が学習のチャンスです。興味を持った分野から図鑑や事典を買い揃え、一緒に学習を始めましょう。

図鑑はたくさん揃えよう!

調べると言ったら、まずは図鑑です。

なぜなぜ期が始まり、重たい本が危なくなくなった頃を見計らって与えましょう。

図鑑は子供の知的欲求を満たす

我が子の場合は最初に興味を持ちだしたのが車だったので、「乗り物」の図鑑を3歳頃に買いました。

珍しい車も沢山載っているので大満足。車の構造などについても書いてあるので、6歳位まで使えます。

絵本と違い読み応えがあるので、子供の知りたい欲求を十分に満足させてくれます。自家用車で長距離お出掛けの際にも、子供と一緒にお出掛けさせていました。

そして次に買ったのが、同じ出版社の昆虫図鑑。

虫の種類だけではなく、飼育の仕方も学べるのがグッド。

受験でも昆虫の問題は出てくるので、小さいうちに慣れ親しんでおけば、受験で昆虫問題を間違えるなんて事はありませんね。

後に「小動物の飼い方」という図鑑も買い足しました。

図鑑を見ながら、捕まえてきたカエルや虫をお家で飼育し、親子で観察します。生きた理科の教材ですね。棚ひとつを専用棚にして、プラスチックの飼育ケースを沢山並べます。

毎日覗くので、自然と観察する力が養えます。

図鑑を揃えるタイミング

ポイントは、お子さんの興味の芽を敏感に察知し、タイミングを逃さない事です。

そして、一緒になって徹底的に楽しむこと。星空に興味を持ったら天体図鑑、魚に興味をもったら魚図鑑、石に興味を持ったら鉱石図鑑を揃えてみましょう。

最近は骨の図鑑や元素の図鑑など、写真が非常に美しい芸術的な図鑑も沢山あります。

これらはお部屋のインテリアにもなりますよ。中古本を上手に利用して、ぜひ自慢のライブラリーを作って下さい。

絵本を読む親子

知識の宝庫「百科事典」は値段以上の価値がある!

百科事典

図鑑では調べられない事、例えば「どうしてお空は青いの?」とか「海はどこから来たの?」とか、親でも上手く説明できない事を子供が尋ね出したら、百科事典の与え時です。

インターネットで検索して簡単に答えてしまうのではなく、紙の百科事典で一緒に調べましょう。

また実家にある様な古びた百科事典ではなく、是非思い切って子供用の百科事典を新調しましょう。

かなりの冊数になるのでまとまった金額になってしまいますが、絶対にそれ以上の価値があります。

百科事典を子供と一緒に調べよう!

子供用百科事典は小さい子も手に取れる様に、本の大きさも小さめにできており、イラストや写真を多用し親しみ易く工夫されています。

しかしながら、説明文の内容は大人でも満足できる本格的な内容のものが多いです。これを使い、子供が質問してきたら、一緒にページを繰って調べます。その時に事典の引き方も教えます。

事典で正しい答えが分かった時は「ああそうだったんだ!」と喜びを親子で共有する事ができ、お母さんも間違った説明をしないで済みますし、改めて勉強にもなります。

百科事典を調べることで知識のプールを作る

この作業は、お子さんを段々と物知りにし、知識のプールを作ります。知識のプールは、後々の地頭の良さを作ります。また多方面への興味と知識が、その子の将来にも役立ちます。

ここで大切なのは、受動的ではなく能動的に「調べる」アクションを起こしているという事です。

問いかけに対し、簡単に帰ってきた答えというものはアタマに定着しません。苦労して到達した解であるからこそ、忘れないのです。そして、

お子さんがお母さんと一緒に調べる事に慣れてきた頃、今度は「自分で調べてごらん」と言ってみて下さい。

これを繰り返すうち、分からない事があったら自分で事典を繰り、調べる子になります。

お母さんが司書になり、ワクワクする本棚を!

揃えた図鑑や事典は、家族が一番時間を過ごすリビングの一等地に、専用本棚を用意して並べましょう。

そのお家だけのオリジナルミニ図書館です。子供が図鑑や事典を大好きになる様に、気に入っているオモチャや絵本、家族の写真等と一緒に、楽しくディスプレイして下さい。

ミニ図書館はお母さんが司書さんです。

絵本と共に、知識を育てる図鑑・事典を並べ、親子自慢の図書館を作ってみてくださいね。

そのうち、遊びに来たお友達も一緒に、本棚の前で事典を広げ調べるようになりますよ。遊びの中で学習ができたら、これ以上の事はありません。

お友達と一緒にアタマを突き合わせて、百科事典を覗き込んでいる姿はとても微笑ましいものです。