勉強ができる親の特徴はよく色々なところで話に挙げられます。
こうしたら子どもが賢くなるだとか、環境面を指摘して、経済的に裕福な家庭の子どもは勉強がよくできるなどと言われることもあります。
では逆に、「こんな親は子どもの勉強する力をダメにする」というのは何かあるのでしょうか?
勉強できない、しない子の親が今すぐ見直すべき5つのことをご紹介します。
目次
「うちの子は勉強ができないから」と言わない
勉強ができる子供は、「自分は勉強ができる!」と自信を持っているので、その自信が原動力となって、さらに勉強を楽しく続けることができます。
勉強がわかってくると楽しいと思えるのは、勉強内容そのものが楽しいというよりは、できる自分に自信がついてきて楽しくなってきたという方が強いのかもしれませんね。
反対に、勉強ができない子は、基本的に勉強面での自信がありません。自分のことは自分でよくわかりますから、勉強が苦手なこと、みんなよりもできていないことを感じ取っているのです。
「勉強できないから」は絶対言ってはいけないNGワード!
勉強が苦手な子の親は、「うちの子、勉強できないから」とか「記憶力が悪くて…」と外で漏らしたりします。実は、これが絶対ダメなワード!
「ああ、僕は(私は)、勉強ができないんだ…」
と強く確認することになってしまいます。どうせ自分は勉強してもダメなんだと、勝手に決め付けてしまいますので、ますます勉強しなくなります。
「うちの子、勉強できないんで…」と言っていませんか?ちょっと振り返ってみましょう。
勉強ができるようになる第一歩は、お子さんの自己肯定感をあげてあげることなのですから。
子供に過干渉しない
放任がいけないかと思いきや、実は過干渉な親が子供の勉強する意欲を削いでいるかもしれないのです。
特に母親の家庭内での力が強く、何かにつけて子供の話を遮ったり、親側の意見を通そうとしたりする家庭では、子供の意思表示が弱くて、無気力な場合が多いといいます。
無気力だと、勉強どころか、遊びにも一生懸命になれません。そんなのは子供らしい状態とは言えませんよね。
でもうちの子は勉強しているよ?と言われる方。
一見、親の言われた通りに勉強を進めているように見えるかもしれませんが、勉強は自分の力でしてやっと力を発揮するもの。
親の手を少し離れた途端、何かから解放されるかのように勉強をやめてしまう子も多いようです。
こうなってしまうと、取り返しがつきませんよね。
子供を褒めすぎない
褒めて育てることは大切なことですが、「褒めて認めてあげる」のと、「褒めておだてる」のは違います。
子供は、大人の言葉の機微をきちんと捕らえていますから、戦略的に褒めているとわかると、そのことをとても嫌がります。
むず痒くなって、逆にわざと反抗したがるようにもなります。
勉強をさせようとしてむやみに褒めるのはNG。
必ず何かの成果に対して、よくできたと褒めてあげましょう。
結果に対して効果的に褒められると、子供は認められたことが嬉しくて、やる気を加速させていきます。
塾に入れれば勉強が出来ると思わない
塾に入れさえすれば、成績は上がるだろうと楽観視している親御さんは要注意です!
小さいうちは、やはり家庭での学習が基本。
子供の勉強を一緒になって考えたり、宿題を教えたりと、手取り足取り取り組むことに、価値があります。
たとえ塾に通ったとしても、その進捗状況や学習状況は逐一把握しておきましょう。特に塾で今何をしているか知らないというのは、危険です。
塾に通うなら塾の宿題を一緒に考えるは基本です。
家で勉強できる環境を作る
ちょっと耳の痛い話かもしれませんが、お家の中があまりにも片付いていない環境では、お子さんも進んで勉強しようという意欲にかられにくくなります。
まず、勉強をするスペースがない場合。お子さんの勉強机が散らかっているのなら、まずはそこから片付けをさせましょう。
家全体が散らかっていると、それだけ注意も様々なところに飛んでしまいます。
大変かもしれませんが、子供が集中力を維持するために、適度な片付けが必要でしょう。
大切なのは子供の勉強意欲を削がないようにすること
このように、よくない例をいくつか挙げてきましたが、どれにも共通しているのは、子供の意欲を削がないようにするということではないでしょうか?
言葉かけや態度、そして環境にいたるまで、子供が勉強に対してプラスの感情を持てるようにできるかどうか、これが大きく関わっているように思われます。
まずは、お子さんの学習環境を整えてあげるところから始めてみませんか?