先回り育児をしている親がやってしまいがちなこと!自立を促すために意識したいバランスと線引き

先回り育児をする親

子どもが困らないように、失敗してしまわないようにとついつい先回りしてしまい、過干渉になってしまっていませんか?

子どものために、と思ってしていた先回り行動が実は子どもの成長の妨げになっていることもあります。

今回は、つい先回りをしてしまいがちな行動や自立を促すための子育てのポイントについて、幼稚園教諭の経験からお伝えしていきます。

ぜひ子育ての参考にしてみてくださいね!

先回り育児とは?

先回り育児とは、子どもが物事に取り組む時の障害や失敗をなくすため、先回りして手助けする育児のことをいいます。

「片付けが大変だから」「自分で上手く教えられないから」といった理由で先回り育児をすることもあるでしょう。

具体的な先回り育児として挙げられるのは、以下のような行動です。

  • 「こっちはどう?」「それよりもママはこっちがいいと思うよ」など子どもの意見を無視して、物事を選択させる
  • 「ママが靴下履かせてあげるね」「ボタンは難しいからやってあげるね」など、子どもの身支度を過度に準備したり、手伝ったりする。また、子どもが考える前に「次は○○してね」次々と指示出しする
  • 「ハサミは危ないから使っちゃだめ」「この遊具は落ちると怪我するからあっちに行こう」など、子どもの興味・関心や挑戦を無視した声掛けをする

子どもは、さまざまなことに興味・関心を持ちますが、中にはまだ難しいものや時間がかかってしまうこともあります。

危険を伝えることや正しい遊び方・使い方を伝えるのは大切なことですが、過度に口出し・手出しをしてしまうと先回り育児となってしまいます。

先回り育児を続けた結果、子どもの意欲が低下し自主性が育まれない、さまざまなことへの興味・関心が低下する、生活力が身に付かないなど成長において悪影響を及ぼす可能性があることを認識しておきましょう。

子供の考える力

脱先回り育児!自立を促すために日常の中で意識しておくべき3つのこと

先回り育児をやめたいと思っていても、バランスや線引きが難しいと感じる方もいますよね。

具体的にどのように声かけしたり援助したりすれば、先回り育児にならないのか、自立を促すための子育てのポイントを3つ解説します。

1.朝起きた時から実践出来る!子どもが自分で選択する機会を作ろう

「今日は何を着る?」「朝食は何を食べる?」など、子どもとの日常は選択の連続です。

子どもと一緒に決めることもできますが、迷いやすい子どもは、一つのことを選ぶのに時間がかかったり、時には選択した直後に「やっぱりあっちが良かった」と言ってワガママを言ったりすることもあります。

子どもに決めてもらうと時間がかかるから、後から変更するのが大変だからという理由で無意識のうちに、ほとんどのことを決めてしまっているという方も多いのではないでしょうか?

子どもに選択させることは、時間にも心にも余裕が必要です。どうしても難しい状況もあるでしょう。

しかし、選択する機会を与えないまま、親の決断ばかりに頼っていると、自分に自信がなく、決断できない子どもになってしまう可能性があります。

全ての判断を子どもに任せていては、家事も育児も進まないので、例えば時間に余裕がある休日だけ、自分で服を選んだり、出掛ける先を一緒に決めたりするなど、自分が可能だと感じる範囲内で子どもの選択に任せてみるのがおすすめです。

アドバイスしたくなる気持ちをグッと堪えて、子どもの選択や判断を待ちましょう。

2.具体的な細かいアドバイスや指示をしない

例えば、子どもがブロック遊びをしている時、なかなかうまく組み立てられない姿を見ていると「こう組み立てたらいいんじゃない」「こっちの方がやりやすいよ」など、先回りして具体的なアドバイスをしてしまいがちですよね。

「おもちゃ片付けて、次は歯磨き、着替えもするよ」など身支度においてもついつい細かく指示をしてしまうこともあるでしょう。

遊びや生活の中で子どもはさまざまな失敗や経験を重ねながら、成長していきます。

失敗しないよう、迷わないよう、アドバイスをしてばかりだとこれから困難にぶつかった時に、自分で考え乗り越える力や、創意工夫をする力が身に付かない可能性もあります。

「どうすればいい?」と子どもから相談を受けた時も「これを使うのはどう?」「こうしたら、どうなるかな?」など、一方的なアドバイスだけでなく子どもが考えながら進められるような声かけを意識するだけでも違います。

また、字が読める年中・年長以上の子どもであれば表やリストを作って自分で見て考えながら朝の支度する方法もおすすめです。

動線を工夫するなど環境も整えながら、自分で身の回りのことができるようにしましょう。

3.失敗を恐れず、見守ることを意識する

子どもが失敗しないように、怪我をしないように過保護になってしまいがちですが、見守ることを意識しましょう。

ボタンが上手くできない時、靴が上手く履けない時、ハサミを持つ手が危ない時、ついつい手を貸したり、口を挟んでしまったりしていませんか?

どうしても時間がない時や、大きな怪我に繋がりかねない時はもちろん声をかける必要がありますが、時間に余裕を持つことや多少の失敗を恐れずに見守ることも意識するのが大切です。

失敗することや危ない思いをすることで子どもたちはどうしたら上手く出来るか安全に出来るかを自ら考えるようになります。

子どもがこれから困難なことにぶつかっても自分で乗り越えられる力がつくように、今までの育児が先回り育児や過干渉気味になっていないか、振り返ってみましょう。

伸びる子の特徴

まとめ

今回は、先回り育児について、その特徴や先回り育児をしないための育児の工夫についてお話しました。

子どものためと思ってやっていたことも、子どもの成長の妨げになっている可能性があります。

ついつい無意識に先回り育児をしていた方は、3つのポイントを意識して、これからは子どもが自発的に考え、動けるようサポートをしていきましょう。