ICT教育も盛んになり、タブレットを勉強ツールの1つとして利用している子も増えてきています。
けれどタブレットによる学習は未だその賛否は別れているところではないでしょうか。
そこで今回はタブレット学習に反対する理由についての意見を集め、集約しました。
便利と言われるなかでも、なぜタブレット学習に反対なのか、一緒に考えてみましょう。
目次
勉強は自分の頭で考えて試行錯誤することが大切
最近よく見かける子どものタブレット学習ですが、タブレットを持たずに育った世代としては反対です。
友人の子どもがタブレットを使うことでおとなしく学習している姿も見たこともあります。
アプリもたくさん出ていて魅力的だとは思います。
ですが健康面で見るととても悪い要素が多いと思います。
小さいうちから液晶を長時間見ていることで早い段階での視力の低下も考えられます。
またデジタル認知症も心配です。
子どもが自分の頭で考えて試行錯誤しながら答えや間違いを探るという行為はとても大切で、タブレットでは簡単に答えが出てしまうので脳で考える力が衰えてしまうと思います。
ですのでタブレット学習には反対です。
自分の手で書くことは必要なのでは?
最近は通信教育でもタブレット学習が色々と登場しているようですが、我が子にタブレット学習をさせようとは思いません。
それはやはり、「自分で書いて覚える」ということをしなくなるからです。
勉強する際には、自分でノートに書くことでしっかりと脳に刻み込むことが大事だと思います。やはり見るだけでは覚えられないのです。
例えば漢字の書き取りだって何回も何回もノートに練習するから覚えるのであって、毎日画面で見ていれば覚えるというわけではないはずです。
その証拠に、毎日パソコンに向かって色々な漢字を見ている親の方が小学生の漢字を書けないことが多々あります。
それに、どうしても子どもが自ら調べるという能動的な姿勢が薄いように思います。
古いと言われるかもしれませんが、色々な本などを調べて、自分の手で書く…というアナログな作業というのは特に基礎力を付けるべき子どもには必要不可欠なのではないでしょうか。
鉛筆と紙で学ぶことは重要だと思います
タブレット学習について、比較的効率の良い学習ができるのは間違いないと思います。
しかし、言い方を変えれば通信教育の延長線上にある学習方法です。
通信教育の弱点としてはモチベーションを維持することが難しい点が挙げられます。
また、維持できたとしてもタブレット学習はあまり依存すべきでないと思います。
なぜなら実際のテストや試験は紙に書いて回答することが求められます。その点からも鉛筆と紙で学ぶことは重要ではないでしょうか?
またタブレットの画面を長期的に見続けることは肉体的に負担を求められる場合があります。
例えば、目の負担やストレートネックを引き起こす可能性を考慮すべきでしょう。
悪い姿勢にならないように注意しないといけません。
塾などと違い、孤立的な勉強方法ですので、周囲にライバルがいない環境では勉強のやる気が出ないというタイプの子もおります。
そういうお子さんの闘争心に火をつけるのは難しいことでしょう。
そういった弱点を解消されれば、素晴らしい学習方法になると思います。
子どもの「考える力」が低下するのでないでしょうか?
タブレット学習は操作が簡単であることから、考える力が養えないのではないかと思っています。
ある程度面倒なことというのは、その分頭や体に残りやすいです。
そうすることで、学習したことが身に付いていくので、小学生くらいまではできるだけタブレットやパソコンなどを使った学習はしてほしくありません。
学習の仕方をしっかり身につけて、自分であれこれ考えることを覚えてほしいです。
またタブレットで学習すると、視力が悪くなるのが反対の理由です。
タブレットは手元で操作するため、目からの距離がどうしても近くなってしまいます。
明るいところで操作するだけでなく、持ち運びができるタブレットであるが故に、明かりが不充分なところでも操作できてしまうのが心配です。
最初は面白がっていたが結局使わなくなった
タブレット学習を反対の理由として、実体験を元に賛成から反対に変わったからです。
以前まで、1年間子どもにタブレット学習を利用させていました。
始めたきっかけは、友達がやっていてそれを見た我が子が自分もやりたい!と言ってきたからです。
最初は、タブレットで勉強が出来るという、興味を引くやり方なのでしっかり取り組んでいましたが、慣れてくるとタブレットに触れる回数が減っていき、やるように言わないとやらなくなってしまいました。
お子さんのタイプによって違いはありますが、我が子のような自分から机に向かわないタイプだと、やらなくなる可能性が高いと思います。
塾だと行く日と時間が決まっているので、行かないといけないという認識がありますが、タブレット学習は親がやるように言わないといけないので、大変な上に身に付かない学習になってしまいます。
タブレット学習は、使い方次第では優れた方法ですが、子供に合った学習法がベストだと思います。
勉強は字を書いて覚えるものではないでしょうか?
子どもにタブレット学習をさせたことはないのですが、できればさせたくないなと思っています。
まず第一にタブレット学習をすることで、紙に字をかかないことに対してどうなんだろうと思っています。
勉強というのはやっぱり字を書いて覚えるものだと思います。
タブレットで字を書くにしても、直接鉛筆で紙に書くのとはまた感覚が違うと思います。
紙に書くことで字が上手になっていくこともあると思います。
しかしタブレットだとそれは難しい話だと思います。小さい時こそ紙に字を書く経験はとても大切だと思います。
また、タブレット学習をすることで親が積極的に勉強にかかわらなくなるという懸念を持っています。
忙しくて勉強を見てやれないという場合においてタブレット学習は大きなメリットなんでしょうが、自分の子どもがどの学習でつまづいているか親が認識しない、出来ないことが多くなりそうで、出来れば使いたくないなと思っています。
普通の勉強だとある程度は親が見てやらないといけない場面も多いので、その時に子どものつまづきを見つけ、早めに対処することが出来ます。
しかしタブレットだと問題の答えがすぐに見れる反面、全てタブレット任せになってしまう恐れがあるのが、ちょっと恐いなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?タブレット学習の反対する理由をご紹介しました。
なお、ここでご紹介している反対理由は科学的な根拠を元にしているわけではありません。反対理由は個人の主観や感覚によるものも大きいでしょう。
そのためタブレット学習を家庭で行うかどうかは、ご家庭の教育方針のもと、家族でよく話し合って決めてくださいね。
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