子どもの教養の身につけ方!教養は子どものうちに身につけさせよう!

教養の身につけ方とは子どもの成長を見ていく中で「教養」という言葉について考えたことはありますか?

そもそも教養とは何のことなのでしょうか。

そして教養を身につけさせるためには、どんなことをしたら良いのでしょうか。

今回は教養をどう身につけさせるか、どこで身につくのかについてご紹介していきます。

「教養」を表す4つの意味

そもそも教養とはどんな意味なのでしょうか。

辞書などで調べると、難しい言葉や表現で説明されていて分かりにくいかもしれません。

言い換えてなるべく簡単にまとめると、以下の4つのような意味になります。

個人が身に付けた知識、理解力、創造力

子ども自身が、学習で身につけた知識、物事を理解する力。

また自分や他人の意見や課題から、新しい考え、解決策を創り出す力のことです。

疑問や課題を持つ力

「疑問を持つ力」とは、知識を身につけるとき、物事を考えるときなどに「なぜ」と考える力のことです。

何かを初めて知るときに、素直に「そうなんだ」と理解することもよくあるのですが、「なぜ」と疑問を持つことで「どうしたら自分は納得できるのか」を考えることができます。

それは知識を身につけていく上で、どのように記憶に残るのか、その記憶は深いものか、浅いものかなどが関わってくるので、とても大切なことなのです。

また、「課題を持つ力」とは、「こうした方が良い」「ここを目標に頑張ろう」と、自分へ課題を設定して高めていく力のことです。

人や社会と関わる力

人や社会と積極的に関わろうとする力、また人と交流をする力のことです。

自分本位で物事を考えるのではなく、周りのことも考えて行動できる力も含みます。

人格形成をするもの

上記の子どもが持つ力から、子どもの人格が形成されます。

何の知識を持っているかということや、どう人と関わっていくかなど、子どもの人格そのもののことです。

子どものうちに教養はどう身につけさせる?

本を読む子供では、どうすれば教養は身につくのでしょうか。また、どこで身につくものなのでしょうか。

その方法や場所を詳しく見ていきましょう。

学習をして教養を身につけよう

学習して知識を増やすことは、教養を身につけるにあたって重要なことです。

知識が無いままだと、何も成長しません。

しかし知識が不十分だからと言って、知識の詰め込みばかりさせることはおすすめしません。

知識を増やすことと同じくらい、実践も大切なのです。むしろ私は、実践の方を多くすることをおすすめします。

知識を増やすことはインプット、知識を生かすこと、すなわち実践はアウトプットです。

アウトプットには色んな方法があります。

問題を解いたり、誰かと議論したり、また教えたりすることもアウトプットです。

このアウトプットをたくさんすればするほど、学習したことがより深く身についていくのです。

経験をして教養を身につけよう

一言に経験と言っても、この言葉の中には多くのことが含まれます。例えば、

  • 集団の中での過ごし方
  • 周りと良好な関係を築いていく
  • 学習での失敗や成功
  • 普段の友達との遊びや一人での遊び

どうしたらうまくいったのか、うまくいかなかったのか、悔しかったこと、喜び、悲しみなど、全てのことが経験です。

上記のことは、ほとんどが学校、また習い事の中で経験していくことです。

また、上記のものに加えて何かに夢中になり、一生懸命取り組むという経験も重要です。例えば、

  • 野球やバスケットなどのスポーツ
  • 昆虫や恐竜や、動物などの生き物の知識
  • 車や飛行機、電車などの乗り物の知識
  • 部活

などがあります。

周りに流されず、自分が本当にしたいことを見つけて夢中になれるということは、自分という人格を大切にできるということです。

「自分が本当にやりたいことは何か」ということをいつも大切にしていれば、自分を見失うことはないでしょう。

近年は、自分と社会を切り離すような子どもや大人が増えてきていますが、そもそも社会と自分を切り離してしまうと人間は生きていけなくなります。

どう社会と関わっていくかを常に考えさせるという経験も、教養を身につけることに繋がります。

子どもの教養はどこで身につく?

上記の方法からも分かる通り、家庭や学校が、教養が身につくメインの場面となります。

他にも習い事や、地域の行事など社会の中でも身につくことはたくさんあります。

しかし、子どもにとっての世界はほとんど家庭と学校が全てです。

また、学校の中では、子どもたち一人ひとりに「役割」を与えています。

学校や家庭で自己存在感を高めよう

それは係活動だったり、委員会活動だったり、学級での取り組みだったりと形は様々ですが、どれも子どもたちに自己存在感を持たせる一つの手段です。

何かしら自分が誰かの(または何かの)役に立てているという実感は、自己存在感を高めさせてくれます。

家庭という場でも、何か子どもに仕事や役割を与えてあげると、子どものやる気につながり色んなことに取り組む力となるでしょう。

幼児期から始める早期教育

子どものうちに教養を身につけよう!成長過程で大きな利点となる理由

子供のうちに教養を身につけよう教養を身につけると、将来役立つということはもちろんですが、もう一つ大きな利点があります。

好きや得意を伸ばすことで、生きる価値や喜びを感じることができます。

生きる価値があると自分で実感できることは、子どもの力の中で最も育てるべきと言われている「生きる力」が高まるということです。

生きる力があれば、人生において自己存在感の欠如や不満を感じることなく、生き生きと過ごすことができるのです。

また、教養を身につけていれば、将来の自分の姿を想像することができ、目標が定まります。

はっきりとした目標が定まらなかったとしても、教養が就職の決め手となり、好きを仕事にすることができ、将来活躍する場を持つこともできるのです。

EQが高い子どもとは

まとめ

いかがでしたでしょうか。

教養というのは、知識だけでなく理解力、創造力、人と関わる力など、色んな意味が含まれています。

それを伸ばしていくためには、家庭や学校でどう過ごしていくかが深く関わってきます。

一人で伸ばしていけるものだけではありません。

是非学習以外のことについても振り返ってみてはいかがでしょうか。