中学受験期に幼い弟妹はどう過ごす?受験生と下の子との関わり方や乗り越え方

お兄ちゃんと妹が本を読む

中学受験は親の受験と言われるように、親の出番が多いものです。

親が中学受験にしっかりと関わりたいと思っても、まだ幼い兄弟がいるとしたら、難しいときも出てきます。

ここでは、中学受験を経験した8歳差の受験生と下の子との関わり方や過ごし方、受験期の兄弟・姉妹の乗り越え方などをお伝えしていきます。

受験生の下に幼い弟・妹がいる場合の受験生活

我が家の場合、中学受験を経験した上の子と下の子は、8歳差です。

手がかかる2、3歳の時期に、子ども二人を連れて学校説明会に出かけたり、入試当日にも下の子を連れて出たりと、本当に大変でした。

また下の子が家で遊ぶと、大きな声を出したり、おもちゃの音が響いたり、音楽が流れたり、毎日にぎやか。

勉強に集中できる環境とはほど遠かったと思います。

この記事を読んでる方でも、一番下の子どもがまだ未就園児という家庭もあるでしょう。

では、どのように対策をし、受験生活を乗り越えたか参考にしてみてください。

親としては、受験生には静かな環境が必要だと感じられる方も多いのではないでしょうか。

まずは受験生に勉強環境について希望をきいてみよう

我が家では、父親が仕事で不在の週末は下の子を連れてよく公園など外で過ごしていました。

その間に勉強に集中してほしかったからです。

しかし、「静かすぎて、逆に集中できない」と言われたのです。

意外な言葉にびっくりしました。

それからは、家で遊んでいるときは「うるさい?大丈夫?」と聞いてみたり、「午後からテストがあるから、午前中は外に行こうか?」と提案したり、こまめに受験生の意見をきくようにしました。

下の子が遊ぶ声、動画などの音声がうるさいかどうか、お子さんにたずねてみましょう。

「静かだと、寂しい」「うるさいほうが集中できる」など、意外な応えが返ってくるかもしれません。

どちらが面倒をみる?家族で役割分担をしておきましょう

そうはいっても週末は、勉強していると下の子が大声で騒いだり、歌ったり、走り回ったり、本当にいろいろありました。

幼い子供にとってはじっとしていられない時期です。下の子にしてみたら、それが普通なので、我慢しなさいなんて言えません。

そのため、夫婦でおおおその役割分担を決めました。

土曜日の午前中、筆者が下の子の遊び相手。その代わり、日曜日に上の子が勉強をするときは、夫が次女と一緒に公園、図書館などに出かけてもらいました。

普段はまだまだ手のかかる下の子にかかりきりになってしまっていましたが、後から話してくれたのは、上の子は母親と二人だけの時間が好きだったようです。

ぜひ、夫婦で役割分担して、大変な時期を乗り切りましょう。

中学受験における父親、母親の役割

受験生がいない間に家事を済ませておくことでイライラを軽減しよう

とにかく受験生の上の子が学校に行っている間に、家事を済ませていました。

夕方に食事の準備などをしてしまうと、その間に下の子が勉強の邪魔をしてしまうことがあり、筆者もイライラしていました。

そのため、勉強している間は、筆者が下の子の遊び相手ができるよう、夕飯の用意、風呂掃除など、できる事はすべて午前中にやるようにしていました。

また、昼間は下の子が動画を見ている間や昼寝のときに、塾のプリントを整理したり、志望校の情報収集などの時間に充てていました。

中学受験は息抜きも必要

兄弟・姉妹で過ごす時間を大切にしよう

リビング学習をする子供たち

我が家の場合、6年生になると、土曜日は午後から塾、日曜午前に個別塾に行くこともあり、家族で遊びに出かける機会は、少なくなりました。

6年生にもなるとそのような家庭も珍しくありません。

そんな中、受験生の息抜きは日曜の午後からの、フリータイムでした。

家族一緒に買い物に出かけたり、外食をしたり。もちろん、子供たちで遊んだり、ゲームをしたり。

受験生がいるからこそ、家族で一緒に頑張る雰囲気作りを心掛けていました。

中学受験で便利なアイテムとは?

家族一緒に受験を乗り切ろう!

上の子の受験は、数年前に終わりましたが、塾へと向かう受験生の暗記をチェックしながらベビーカーを押して歩いたり、下の子の世話をしながら一緒に問題を解いたり、本当に慌ただしい毎日でした。

今はもう勉強を一緒にするなんてことはないですが、家族で協力し合い乗り越えた受験生活は、とても思い出深く、充実した日々でした。

この記事を読んでいる皆さんもきっと、数年前の筆者のように、慌ただしく、イライラする毎日かもしれません。

でも、きっと懐かしく思うときが必ず来ます。

何とか家族で工夫し、協力しあって乗り切ってください。