年が明けると、いよいよ中学受験ムードが最高潮を迎えます。
1月には埼玉・千葉で入試が始まり、2月1日からは東京・神奈川での入試が始まります。
刺すような寒さの中で追い込みをかける小学生のみなさん、そして保護者のみなさん、遂にこの日がやってきます。
長い闘いの集大成、全力を出し切ってほしいものです。
実力を最大限発揮できるよう、中学受験試験日当日に気をつけたいことをまとめました。
目次
中学受験当時に気をつける8の事
1.遅くても6時には起床
受験生は勉強時間を確保するために夜型の生活になりがちです。
特に進学塾に通っている6年生の場合、帰宅が22時を過ぎることも多く、勉強と睡眠の時間を確保するために、朝はギリギリまで寝ている子供も少なくありません。
しかしそれでは脳が活動を始める前に試験が始まってしまいます。それではいけません。
まず受験当日までに朝型リズムに変えます。
そして当日は遅くても6時には起床しましょう。
多くの学校が9時に試験を開始します。
9時に脳を活動状態にするため、3時間前の6時には起床し、落ち着いて準備をしましょう。
朝はみそ汁など体を温めるようなメニューがおススメです。
受験に「勝つ」という気持ちは分かりますが、胃がもたれる「カツ」などの油物はオススメできません。
血液は胃ではなく脳に使ってほしいので、あっさりしたものをしっかり食べましょう。
2.必ず公共交通機関を使う
学校へは必ず公共交通機関を使います。
乗り換えミスの心配がないことやリラックスして行けるというメリットはありますが、タクシーを含めて車で行くことは避けましょう。
車の場合、事故や渋滞に巻き込まれて遅れてしまうことが考えられます。
もちろん電車やバスといった公共交通機関にも事故や渋滞の可能性はありますが、同様の受験生が複数いるので学校に連絡すれば対応をしてもらえる場合があります。
車だと考慮はしてもらえない可能性が高いです。
公共交通機関でも遅れそうなときは学校へ連絡しなければなりません。
学校の電話番号は必ず調べておきましょう。
3.学校到着は試験開始30分前
学校に到着する時間は試験開始の30分前を目安にしましょう。
ギリギリで到着してはならないのは当たり前ですが、早すぎてもダメです。
試験日は1年で最も寒い時期です。
到着が早すぎると会場準備が終わっていない可能性もあり、その場合は外やまだ温まっていない屋内で待たなければなりません。
体を冷やしてしまっては試験に差し支えます。
ちょうど良い時間に着くように家を出ましょう。
4.友達と待ち合わせは絶対NG
同じ学校を受験する友達がいる場合、特に女子は一緒に学校まで行きたいと考えるかもしれません。
確かにリラックスできるし心強いというメリットはあります。
しかしどちらかが遅れたり体調不良を起こしたりすると、もう一人もそれに巻き込まれてしまうことが考えられます。
試験日ばかりは友達と待ち合わせすることはやめ、自分だけで行くほうがお互いのためになります。
試験の大変さを共有するのは試験の後にしましょう。
5.カイロとチョコは必須持ち物
試験会場の中には温度が低く、行くときにかじかんでしまった手がなかなか温まらないこともあります。
緊張と不安が、より一層体を固くしてしまいます。
そんなとき、カイロを持っていると手も体も温まります。
試験前や試験の合間に、リラックスして集中力を高めるのに有効なのがチョコレートです。
チョコレートには少量でも満腹感が得られるので、お昼前の空腹対策にもなります。
小さめのチョコレートを何粒か持っていきましょう。
6.温度調節しやすい服装で
寒さ対策をしっかりするのはもちろんですが、会場が暑いことも想定しておかなければなりません。
暖房や日光が直接当たる席だと、試験中に暑くなることもあります。
脱ぎ着が簡単で、温度調節がしやすい服装で行きましょう。
頭から被る厚手のパーカーなどは脱ぐのが大変なので、ジッパーやボタンがついている服がおススメです。
7.携帯は持ち込まない
遅れそうだったり道が分からなかったりしたときは、携帯電話で学校に連絡します。
そのため子供も携帯電話を持っていくことが多いと思いますが、使い方をしっかりと理解していない場合は学校に着いたときに親が預かってしまうと良いでしょう。
アラームや音、バイブを鳴らし続けてしまったりすると、注意を受けて平常心ではいられないばかりか退室を命じられる可能性もあります。
子どもだけで試験会場へ行く場合は、事前に何も鳴らないようにして持たせてあげてください。
8.親は試験終了まで学校で待ってあげよう
親が学校までついていくことが多いのも中学受験の特徴です。
学校側も保護者用の待合場所を準備してくれることがあります。
親が学校までついていくなら、そこで試験終了まで待ってあげてください。
もちろん学校の周りを歩いて環境を確認したり、コンビニへ買い物に行ったりしてもよいのですが、何かあったときにすぐ会場に戻れる場所にいましょう。
試験中に体調不良などで呼ばれることも考えられますので、本や雑誌などを持って時間をつぶす準備をしておくと良いですね。
まとめ
試験日は子どもも緊張します。
親ができるのは励ますことですが、あまり試験日ということを意識しないほうが良いでしょう。
「頑張れ」「落ち着け」は子ども自身がよく分かっています。
いつも通りの朝を迎え、リラックスして会場まで行き、一言励まして送り出してあげてください。
全力で試験に臨めますように。応援しています。