
受験生やその家族にとって、冬の寒さは本番が近いと感じさせる受験の足音。身も心も引き締まる思いです。毎日の勉強にも緊張感が出てきます。
受験を目前にして気になるのはもちろん勉強のことですが、その成果を発揮できるよう、日々の生活にも気を付けたいことがあります。落ち着いて受験当日を迎えるための5つのポイントをご紹介します。
目次
受験直前で何より気をつけたいのは体調管理
受験の季節でもある冬は気温も低く空気が乾燥しています。体調を崩す子供も多いので注意が必要です。
うがい・手洗い・マスクで風邪予防
大人と違って子供の場合、風邪は自分で引くものというよりもらってくるものかもしれません。
もちろん自分が風邪をひかないようにすることも大事ですが、人からもらうことを防ぐには自衛しかありません。基本的なことですが、うがい・手洗い・マスクは忘れずに実行しましょう。
インフルエンザの予防接種は早めに
毎年冬になると必ず流行するインフルエンザ。予防接種をしても発症することがありますが、重症化させないためにも必ず打っておきましょう。
予防接種にかかる費用は病院によって異なりますので、あらかじめ病院に確認をしておくと良いですね。
受験前は生活リズムは夜型から朝方へ

進学塾や受験勉強で、受験生の生活リズムは夜型になりやすいものです。しかし本番は午前中であることが多いので、早めに朝方に切り替えましょう。
勉強は早起きして
塾から帰ったら、すぐに片づけをしてお風呂に入って寝てしまいましょう。もちろんおなかがすいていれば食事をとるべきですが、すぐに寝ることを考えて軽めにします。
復習や宿題などで夜に勉強をしたくなるものですが、朝早起きをして勉強時間を確保したほうが効率的です。登校時間にもよりますが、朝1時間ほど勉強をしてから学校へ行くリズムができると理想的です。
睡眠時間は削らない
どんなに一生懸命勉強しても、眠くて集中できなければ効果は得られません。
子供の体調や成長にも関わりますので、直前になっても睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
夜はぐっすり眠るためにも、湯船に浸かって体を温めます。
朝ごはんを食べる
子供の体調や成長を考えるのであれば睡眠だけでなく、食事も大切にしましょう。栄養バランスはもちろんですが、寒い日は温かいスープなどで体を温めてあげたいですね。
塾に通っていると食事にまとまった時間が取れないことも多くなります。子供に持たせる軽食や寝る前の食事も、手軽な炭水化物だけにならないように気をつけます。
おにぎらずのように具材をたっぷり入れたものなら食べやすく栄養も取れて良いですね。
受験当日の予行練習をしておく
受験当日に電車を間違えてしまった!なんてことのないように、志望校には一度行っておきたいものです。
説明会などで行ったことがあればよいのですが、そうでなければ冬休みを使って一度予行練習しておきましょう。
最寄り駅までの行き方に注意
受験当日は最寄り駅から学校までの案内が出ている中学校が多いため、最寄り駅まで行けば迷わないはずです。
注意したいのはその最寄り駅までの行き方です。特に新宿や池袋のような大型ターミナル駅では乗り換えに時間がかかってしまいがちです。
普段使わない路線は必ず下調べをし、不安なら一度志望校の最寄り駅まで行っておきましょう。
大切なのは「未来」だけではない

受験は将来のことを考えて決めることです。しかし、小学生である子供にとって「今」もとても大切だということを忘れないでください。
できるだけ1月も学校へ
1月ともなると受験を意識して家で受験勉強…と考えがちですが、受験生が過ごしているのは小学校最後の年でもあります。
小学校では卒業式に向けて様々なイベントもあり、クラスの雰囲気も卒業へ向かってまとまってきています。そんな時に学校でも一人で受験勉強のことばかり考えていては、小学校の思い出が台無しになりかねません。
もちろん子供が学校を嫌がってしまう場合や、私立の小学校など中学受験をする子供が多く、学校へ行かないことが自然な場合もあります。
子供が行きたくないのであれば休ませるのも仕方ありませんが、受験が終わっても小学校はまだ終わりません。できる限り親から働きかけて1月も学校へ行かせましょう。
小さくてもイベントでリフレッシュ
受験直前の年末年始はイベントが目白押しです。もちろん受験生にとっては冬期講習や正月特訓など勉強漬けになる日も多いため、イベントを楽しむ余裕はないかもしれません。
しかしそんな時だからこそ、リフレッシュは必要です。クリスマスはチキンやケーキを囲むなどの余裕を持ちたいところです。
直前だからこそ勉強以外の生活にも目を向けて
受験生とはいえ、小学生は受験勉強に人生のすべてをかけるべきではありません。まだまだ人生は長いのですから、あまり神経質にならないように気をつけたいですね。自分や子供を追い詰めず、心に余裕を持ちましょう。
当日は平常心で試験に臨めるように、体調と生活スタイルに気をつけて、充実した時間を過ごしてください。