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小学校受験を志した時にどうしても避けては通れないのがペーパーテストです。
慶應幼稚舎や一部の学校ではペーパーテストが無い所もありますが、必要な知識はペーパー校と同じように対策はしておいた方が良いでしょう。
そんなペーパーテストですが、ちょっとしたコツで得点がアップする方法があります。
ここでは、我が家で実際取り組んでいた勉強法で、全国模試で1位を取った経験から、ペーパーテストの得点アップに効果的な方法を6つご紹介させていただきます。
目次
1.苦手な問題があれば同じ分野の簡単なレベルのドリルをやる
家庭学習でいつもお子様が間違えてしまう問題はありませんか?
そんな時はいくら難易度の高い問題をやっていてもお子様も嫌になってしまいますし、親の私達も「何度言ったら分かるの?」とイライラしがちです。
もしお子様の苦手、少し弱い分野があれば、その分野で少しレベルを落としてお子様にとって簡単に解ける問題を多くやって自信と知識の定着を図ると良いでしょう。
受験学年の年長になって、今更戻るのは、、、と不安になってしまうかもしれませんが、まだまだ大丈夫です。
一度レベルを戻して、丁寧にやっていけばストンと腑に落ちて、また学年相当のレベルに戻れるタイミングが出てきます。
2.毎日コツコツと学習習慣を続けること
毎日コツコツとペーパー対策を続けることは当たり前のようで大変なことです。
数枚でいいので毎日のルーティーンにぜひ加えてみてください。
やはり教室に行った時だけやるのと、毎日数枚をやり続けるのではお子様の習得率が違います。
もしお教室で宿題が出ないようでしたら、市販の問題集を購入して教室でやった類似問題に取り組むことをおすすめします。
ただ市販の問題集を購入するにも限度がありますので、そんな時は購入した問題集を先ずはコピーをしておきましょう。
3回分くらい用意しておくとやるペーパーが無い!何てことにはなりません。
我が家では教室から出される宿題も、先ず2~3枚コピーをしてから次週の授業までに取り組むようにしていました。
特に苦手なお子様も多い「お話の記憶」は、毎日実施すると耳や脳が鍛えられ最終的には長いお話を覚える事ができるようになりますので是非取り組んでみてください。
長文の中に季節事や数など色々な分野の問題が複合的に出てきますので、お話の記憶を行うだけでも様々な分野の対策も兼ねる事が出来ます。
3.具体物を使って何度も取り組む
年少クラスのころにしっかりと具体物で遊びながら学んでおくことで、後々のペーパーの勉強でとてもスムーズに頭に入ってくると思います。
これは年中年長クラスになってからも、具体物を使って先生が授業をして、それからペーパーをの問題を解く、という順番で授業されるというお教室が多いのも、やはり具体物を使ってのイメージはとても大切ということにつながります。
では具体物とは一体どのようなものを使うといいのでしょうか。
ブロックやおはじきなど手で実際触れるようなものがおすすめです。
数の分野は特にこのおはじきを使って何個あったうちの何個を取ると、、、など、足す引く割るなどの概念を習得できます。
具体物の準備は販売されいてものから、身近にあるものまで幅広くあります
小学校によっては、実際試験官の先生と対面でおはじきを操作して問題に答える、という試験問題もあったのでお家でも1セットあると家庭学習でとても便利です。
また立方体や積み木が重ねられていて、形を覚える問題や、何個のブロック(立方体)か?などの問題も出題されます。
積み木はご家庭にあっても、沢山の立方体がある積み木セットはなかななかありません。
その場合、ホームセンターで角材を切ってもらっても良いですし、すでに切ってあるものが売られていたりもします。
また幼児教室でも教材として使うものが販売されているのでそちらでも購入できます。
恵比寿にあるこぐま会さんの販売店では、ありとあらゆる教材が揃っていてインターネットでも見ることが出来るので、是非一度覗いてみてください。
お子様も好きそうなパズルや、それだけで対策が出来てしまう工作セットやおはじきはじめ、お箸のセットや巧緻性を高めるグッツも豊富に取り揃えられています。
また買う物ばかりではありません。
教材を揃える以外に、虫や草花の植物、季節行事の物などはご家庭内や身近な公園などで体感できるものです。
これらは機会がある度に沢山触れ合って遊ぶ事を意識して過ごされてみてください。
4.いつもとは逆の勉強法!子どもが問題を作って、親が回答をする
まだまだ小さいお子様なので、ペーパーに飽きてしまうという時ありますよね。
いつもは親が問題を出し、子どもが答えるというスタイルが多いかと思いますが、時には子どもに問題を出してもらい、親が答えるという方法を試してみるのもおススメです。
ミニ黒板やホワイトボードをお持ちでしたらそれらを使って子どもに解説までしてもらうと、理解度も深まり、どこが分かっていてどこが分かっていないかという判断もしやすくなります。
5.時間制限を設けてゲーム感覚でペーパー対策に取り組んでみましょう
年長さんや年中さんのペーパーに慣れてきたころには、是非問題に時間制限をかけるようにしていきましょう。
本番でも時間には限りがあります。
スピード感を持って答えられるようにゲームの様にしながらチクタクチクタク言ってみたり、お子様が楽しんで出来る方法でやってみてください。
Amazonや楽天等で子ども用によく見えるタイマー・ストップウォッチが販売されています。
時間を意識するという事を癖付ける為にも、また小学校からのお勉強などの時にもタイマーを使う事がありますので、準備しておくといいですね。
6.ペーパー対策を習慣づけるために!短時間の集中勉強法
年長クラスになっても、どうしてもペーパーをやりたくない!という時があるかもしれません。
そんな時には、朝の10分15分をペーパー10枚だけ解く時間にしてみませんか?
この10枚は教室の宿題でも良いですし、過去問でも良いです。
ポイントは難易度にバリエーションを付ける事。
セットする問題は、最初は丸をとれる簡単な問題から始めて、真ん中位で苦手だけど克服したい問題を1~2枚、最後は本番の試験の様に色々な分野を混ぜて構成し、本番を意識して解いたら終わりというような勉強法がおすすめです。
答え合わせはその場ではせず、幼稚園や保育園に行っている間にしてあげて帰ってきた時やお迎えからの帰り道に口頭でさりげなく確認してみると良いですよ。
普段何気なく歩く道すがらにも小学校受験で問われる季節の問題や常識、数の問題、しりとりなどをして物の名前や言葉の再確認が出来るものが沢山あります。
小学校受験の問題は特別なことはなく日常生活そのものが問われるので、親子の会話が一番のペーパー対策ということをお伝えしたいです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
なんてことない6個のポイントですが、もう既に取り入れている、という方もいらっしゃるかと思います。
改めて我が子の小学校受験を経験から、ペーパー対策の得点アップに繋がったと思う点をあげてみましたので、少しでも試してみようかな、と思うものがあり皆様のお力になれたら幸いです。