中学受験と小学校生活!親が知らないつらさを抱える受験生と友達との付き合い方

小学校生活と中学受験

受験生といってもまだ幼い小学生。

塾の時間なのに、学校の友達との遊びから帰ってこない。友達とトラブルがあって、勉強に実が入らない。

友達と仲良くすることは嬉しいものの、親としてはヤキモキしてしまうこともあるでしょう。

今回、我が子の受験を経験した筆者が、経験をもとに、小学校の友達とはどのように付き合っていたのか、またどのようなことに親として気をつけてあげる必要があるのかをお伝えしていきます。

小学校5年生までの友達との付き合い方

我が子は、2年生から塾に通っていたので、塾のある日は放課後は遊びに行かない、と低学年のうちから約束していました。

また、入学してからは遊びに行く前に、宿題をきちんと済ませてから、という約束も守らせていました。

そのためか、勉強と遊びのけじめのようなものは身についていたように思います。

5年生になり、塾は、平日二日と、土曜日の午前中。塾のある日は遊びに行かない、学校から帰ったら宿題をする、という約束はおおよそ守ってくれていました。

反面、塾のない日は、よく外に遊びに行っていました。

土曜日の昼からなどは、友達とよく遊びに行っていました。

また、筆者はよく「友達を家に連れてきてもいいよ」と話していました。

「塾の勉強もあって、ストレスがたまることもあるだろう」「塾があって、約束を断ったこともあったかな」と、子どもの気持ちを想像して「家で遊ぶのも喜ぶはず」と思ったからです。

学校が早く終わる日や、代休など、塾のない日に合わせて友達をよんでもいい日を伝えていました。

女子4〜5人で一緒に宿題をしたり、テレビゲームをしたりして遊んでいたので、いい気分転換になっていたようです。

小学生6年生になってからの友達との付き合い方

5年生の2月から新6年生となり、通塾が週3〜4日になるが塾がほとんどではないでしょうか。

6年生になるとクラスの友達も受験することを知っているので、平日に遊ぶ約束をするということはほとんどなくなりました。

また、放課後は外に出ずに、動画を見ることが多くなっていたようにも思います。

学校の友達と約束をして遊ぶ、というよりも塾で他の学校の友達と話すことが楽しい、そんな様子にもみえました。

きっと、同じ受験生同士、付き合いやすかったのかもしれません。

放課後の過ごし方

通塾中に友達関係で思わぬトラブルが発生!?

通塾する受験生

我が子が通っていた塾に同じクラスの女の子が入塾をしてきました。

最初は友達が入塾してきたことをとても喜んでおり、一緒に塾に行ったり、学校で塾の話などができるようになり、楽しく通っていました。

しかし、6年生になったころから、嫌がらせを受けるようになったのです。

塾の休憩時間に、話してくれない。学校では悪口も言っていたそうで、「塾に行きたくない」とまで、言ったこともありました。

塾のクラスは成績順で分けられます。

どうやら友達の親御さんは周りの子とテスト結果やクラスを比較することで、やる気を出させようとしていたようでしたが、その子にとっては、それがストレスとなり我が子への嫌がらせにつながっているようでした。

幸い、深刻さを増したりはしませんでしたが、親として出来たことは我が子をなぐさめること、愚痴を聞いてあげることで気持ちの整理ができていたと思います。

受験期に入り、勉強に集中させたいときになって、友達関係で悩む、ということは避けたいものです。

またトラブルが起きてしまっても、スムーズに解決できるよう、子どもが親に何でも相談できる、円滑な親子関係を築いておくことが大切だと感じます。

親が知らないつらさを抱える受験生

友達と遊んでいても、塾の時間が迫ると、先に帰らないといけない。

そんな経験のあるお子さんは多いでしょう。

「塾があるから、先に帰る」と言いたくないときだってあるはずです。

そんな気持ちを知らずに、「なんでもっと早く帰ってこないの!」なんて叱ってしまえば、子どもを傷つけるだけです。

また、筆者の地域では、そこまで中学受験がさかんとは言えません。

小規模な小学校で、中学受験をする児童は数人でした。

教室内で、「受験するヤツは、ガリ勉」という声を聞いたことがある、と筆者に言ったことがあります。

受験をすすめた親としては、心が痛かったです。

親が知らないだけで、子どもはいろいろなつらさを経験していることでしょう。

これも、やはり、日頃から親子のコミュニケーションを良好にしておき、子どもが「親に話してみよう」と思える関係を築き、乗り切って行くしかないように思います。

「親に話してみよう」と思える関係作りを!

友達と遊びたい気持ちを我慢するのが、しんどい。

友達とトラブルがあり、気持ちが沈む。

いろいろなモヤモヤがあると、受験勉強どころではなくなってしまいます。

高学年になれば、今までのように親に話さなくなる子どももいます。

学校での出来事がわからなくなり、親が知らないこともたくさん出てくるでしょう。

やはり、一番大切なのは、親子の良好な関係です。

「親に話してみよう」と子どもが思うような関係が理想ではないでしょうか。

子どもが受験勉強に一生懸命なように、親も上手な親子関係の築き方を学んでみることをおすすめします。

まだ幼い小学生にとって、受験生活は、いろんなしんどさやつらさがあって当然です。

子どもが受験勉強に一生懸命なように、親も上手な親子関係の築き方を学びながら、親子一緒に受験を乗り越えてください。