中学受験の受験前!小学校へは行かせるべきか、休ませるべきか?

小学校へ登校する子供達中学受験は早いところでは、1月前半からスタートして2月中旬まで続きます。

ちょうどインフルエンザなどの感染症が流行る時期ということもあり、親としては「本番前に移ったら、本番に影響でるのでは?」と心配になりますよね。

筆者も子どもが受験する時にとても悩み、塾に相談をして子どもの気持ちを聞いた上でいつまで行くかを決めました。

筆者や多くの中学受験経験者のお母さん方の声、意見などをもとに休ませるべきか、休ませないかをご紹介していきますので参考にしてみてください。

受験前は1ヶ月前から休む?ギリギリまで行かせる?

ちょうど入試時期は1月〜2月に渡り、一番寒い時期にあります。

特に本番前で追い込み時期になる12月ともなると、インフルエンザやノロウィルスなどの感染症が流行しだす時期で、万が一、入試の前日に発症することが一番怖いです。

筆者も、11月初旬に塾側から「学校へはギリギリまで行かせますか?」と聞かれ、どうしていいか迷っていたので、子供の意見を聞きながら、1ヶ月間じっくり考えました。

実際には12月に入ってから「中学受験のため」と学校に伝えた上で休ませている家庭もあれば、入試日直前まで行ったお子さんもいます。

学校を早くから休ませたからといっても、合否にはあまり影響はないように感じました。

実際、早くから休ませていても不合格になっているお子さんがいる中、ギリギリまで学校に行って合格しているお子さんもいました。

では、遅かれ早かれ学校を休ませることのメリットとデメリットについてみていきましょう。

受験前に学校を休ませることのメリットとデメリット

メリット

  • インフルエンザやノロウィルスなどの感染を防ぐことができること
  • 志望校合格に向けて落ち着いて勉強ができることから、精神的な安定を得られること

デメリット

  • 生活サイクルが狂ってしまい、受験は朝が勝負なのに夜型になりやすい
  • クラスメイトと休み時間に遊べないので気分転換ができない
  • 気分転換にと、放課後に友達と遊んでいたりすると塾に遅刻してしまうことがある
  • 卒業アルバムの最後の製作(卒業文集など)で居残りになることなど受験勉強の妨げになるケースも

学校に行っている時間は塾の授業だけではなく学校の授業を受けて、クラスメイトとしゃべることや遊ぶことは、気分転換にはなります。

しかし、受験生のお母さんにとって一番怖いのが、「インフルエンザなどの感染症にかかって、受験勉強や受験本番で受験できないこと」なのです。

風邪・インフルエンザ予防ですべきこと

中学受験をする家庭が多い小学校では、遅かれ早かれ休ませることで学校側やクラスメイトとの関係はあまり変化なく受け入れてもらいやすい傾向にあります。

しかし、地域や小学校側が中学受験に柔軟でない場合、早くから休ませることで気まずくなる場面があるかもしれません。

出席日数が合否判定になりうる!?

超難関校を受験させるご家庭では、2学期が完全に終了していない11月から休ませているケースもあります。

超難関校ゆえに、すでに小6になる前に小学校で習うカリキュラムは塾で終了しているのです。

受験校側としては、「きちんと小学校に行って、基礎的な勉強と学校生活を充実させていること」を大切としているので、調査書の提出を求めて出席日数も合否判定に使う学校はあります。

その代表格として有名なのが、兵庫・灘中学校です。

調査書の提出を求められますが、担任所見や成績は参考程度でとして、重視するのは「小5から小6の2学期までの欠席日数(出席すべき日数の1/4以上の日数)」が重要視されます。

ただし、「正当な理由」を書いて認められれば問題ありませんが、出席日数を重要視する学校はまだまだあります。

入試説明会でしっかり条件などを確認しておきましょう。

持ち物を確認する受験生

休む期間については子どもの気持ちを聞き入れるようにしよう

筆者も我が子の受験で、受験直前の出欠席にはかなり悩みました。

子どもとしっかり話し合い、意見を聞くと、「さすがに早くから休むのは、友達に中学受験をすることが知られてしまい落ちた時がいやだから、本番の1週間前までは行きたい」と話してくれました。

我が家はインフルエンザで学級閉鎖の時期があったので、実質受験2週間前から休んで受験に望みました。

受験のために学校を休んだ期間が問題ではなく、早くから休んでも家での生活リズムの管理がしっかりしていることなどが合格へのキーポイントになってきます。

夜食を食べる受験生

まとめ

受験生の親御さんと話をする中で、調査書で欠席日数が入試結果に影響しなければ、12月中旬から受験日前日まで休ませているご家庭が多いと感じました。

学校を休ませることでインフルエンザなどの感染症対策になりますが、休んでいる期間は塾との往復、塾の友達にしか会えない、塾での難しい勉強の毎日となると、子供なりに精神的に疲れることでしょう。

筆者個人の意見としては、「本番ギリギリまでは行かせてあげてもいいのでは」と考えますが、お子さんの周辺の環境や学校の事情を考えると、本番1ヶ月前から休ませる必要がある子もいます。

休ませる理由はうやむやな理由ではなく、はっきりと伝えて問題はないでしょう。

その先に「合格」という切符をお子さんが受け取れるよう親御さんもラストスパートとしてこの時期を乗り越えてください。