中学受験をする子は小学校の通知表は良い?目指しておきたい成績と心がけておくべきこと

中学受験をする子の学校の成績

中学受験を予定しているけれども、「小学校の成績があまり良くない」「今は、あまり勉強に集中できていない」と悩んでいる親御さんもいらっしゃるでしょう。

または、まだ受験をすることを決めてはいないけれど、小学校の成績が上がってきたら中学受験を考えてみようかな、といったご家庭もあるかもしれません。

ここでは、我が子の公立中高一貫校受験の経験から、4年生以降の小学校の成績などをメインに、どのような小学校生活を送ってきたのかをお伝えしていきます。

なかなか他のお子さんの成績を知ることはできないものです。これから受験を迎える方、公立中高一貫校を目指しているご家庭の参考になればと思います。

主要教科は「よくできる」を目指そう!

筆者が住んでいる地域の中学受験は、難関学校がいくつもある首都圏や関西圏とは、少し受験事情が違うかもしれませんが、トップレベルの学校でも、基本的な知識を問う問題がメインで、難問はもし解けなくても、十分に合格圏内に入れるといった説明が塾でありました。

もちろん難関学校を目指すお子さんも学校の教科書レベルの知識は当たり前のように身につけているでしょうから、多くのお子さんがきっと主要科目は、「よくできる」あるいは「A」などが並んでいることが多いのではないでしょうか。

我が子が通っていた学校は、5段階評価になる4年生からの学校の成績では、主要科目は「5」をキープするよう、努力していましたし、実際にそうでした。

ただし、今の成績の付け方は、親世代とは違い、いくらテストの成績が良くても、「5」や「よくできる」はもらえず、授業への関わり方や発表も重視されます。

我が子の場合、恥ずかしがり屋なところがあり、発表が苦手で、国語や理科などで、「4」になることもありました。

筆者は「頑張って手を挙げたら?」と伝えることもありましたが、嫌がることを無理にさせるのも良くない、と思うこともあり、途中からは「できることを一生懸命やりなさい」という声がけに変えました。

テストの点だけで評価されることはないため、常に「よくできる」をキープし続けることは難しいことです。

苦手なことは誰でもあるので、カバーできる何かを身につけることもいい方法だと思います。

テストを受ける小学生

副教科も楽しく学習するよう心がけてみてましょう

中学受験を目指しているとどうしても、主要科目の成績を上げることに一生懸命になってしまいがちですが、お子さんは副教科も楽しみながら取り組めていますか?

我が子はピアノを習っていたわけではないのですが、音楽が好きで成績は「4」たまに「5」という成績で、図工も好きでしたが、成績は「3」か「4」でした。

体育は、運動が苦手だったため、4年生以降「3」と成績はよいとはいえませんでしたが、小学校のときも中学校に入学してからも、副教科に関しては、成績を気にすることなく、楽しみながら学習しています。

小学校で勉強をする基礎をしっかりと身につけよう

楽しく勉強をする小学生

通われている塾でもお話があると思いますが、中学受験では、基礎的な問題をしっかりと解けることが合格への近道、基礎が分かっていないと実践期になっても成績が伸びない、と我が子が通っている塾の保護者会では言われていました。

最近、お子さんの成績が伸びない、と感じることはありませんか?

もしかしたら教科書レベルの学習につまずきがあるのかもしれません。

一度基礎に戻って、親子一緒に復習してみるのもいいかもしれません。

筆者自身も子どもと一緒に間違えた問題を何度か子どもと一緒に解いたり、社会の暗記問題なども一緒に取り組んでいました。

数年前に中学受験したと思ったら、あっという間に大学受験が待っています。

中学受験でも大学受験でも、基礎学力が何よりも大切です。

教科書を手にする小学生

勉強だけではない!委員会長や班長なども経験してみませんか?

我が子は県立の中高一貫校に通っていますが、受験の際は私立の中高一貫校も受験しました。

私立の一貫校では内申書はあまり合否に関係ないと聞きましたが、県立の場合、やはり内申書も合否に関係してきます。

人前に出るのが苦手な子だったので、特に内申書のために何かをしたわけではありませんが、小学校が小規模校のため、高学年になると人数の関係で、苦手でもクラブ活動のリーダーや委員長をしなくてはいけない状況でした。

結果的に、内申書に良い影響があったのかもしれません。

小学校生活の頑張りは無駄にならない!

子どもの成績が伸びないと悩む親御さんもいらっしゃるでしょうし、お子さん自身が悩んでいるかもしれません。

我が子は今、大学受験に向けて勉強をしていますが、大切な土台の基礎学力は、中学受験の勉強を通じて得られたものだと感じています。

一生懸命勉強しても、第一志望に不合格になってしまうことは珍しくありませんが、勉強したことは、全く無駄ではなく、その後もずっと役立ちます。

小学校で学ぶ基礎学力をしっかりと身につけ、その上で中学受験の勉強をし続けていくと、中学生になってからの勉強がスムーズに理解できるほか、将来の大学受験にもいい影響があります。

まずは小学校の勉強を通じて、しっかりとした基礎学力を身につけることが大切です。