中学受験の学校見学はどのくらい行くべき?入学後になんか違ったを回避するためにみておくといいこと

中学受験の志望校・受験校を決めるためにも欠かせない学校見学。

学校説明会や文化祭に何となく足を運ぶだけでは学校の良さが見つけられず、「よく分からなかった」という感想しか持てないかもしれません。

我が子の中学受験経験から、当時の反省も含め、「学校見学はどのくらいみておくべき?」、「学校のどういうところを見ておくといい?」をご紹介していきます。

1.一度の見学だけでは分からない!様々な行事に参加してみよう

数年前に中学受験を経験した我が家。初めての学校見学は、5年生になってからでした。今思えば、3、4年生のうちから行っていればよかったと感じています。

塾に通っていても、まだはっきりと受験を決めていなかったということもあるのですが、受験をすると決めているのならば、早めに見学へ行ってみることをおすすめします。

なぜなら、一度の見学だけでは分からないことが多いからです。

保護者対象の学校説明会、オープンキャンパス、文化祭など様々な学校行事に行ってみましょう。一度行った文化祭が二度目も楽しければ、きっと「合格したい」という気持ちが高まり、入学後の自分のイメージも湧くはずです。

複数回、学校見学会や文化祭での経験を通じて、志望校を絞り込んでいくことができるようになるといいですね。

2.志望校以外も多くの学校見学に足を運んでみよう

中学受験を経験して感じたことは、「志望校以外の学校も行ってみればよかった」ということです。

親御さん自身、どうしても偏差値で学校を決めてしまいがちになっていないでしょうか。

筆者自身も少しでも偏差値の高い学校に行かせたい、そういう気持ちが全くなかったとは言えません。

自宅近隣には、全国大会に出るレベルの部活がある学校、英語に力を入れた授業がある学校など特色のある学校がいくつかあります。

賞を取ったことがニュース番組で報道されたり、学校の取り組みが紹介されたり、たびたび話題に上ることもあります。

今となっては、どんな生徒がいるのか、どんな先生が指導しているのか知りたいと思うほどです。

まずは子どもは何が好きなのか、どんな希望があるのか、お子さんがどんな学校を選ぶのかを見守ってみませんか?

説明会・文化祭が開催される日程の都合もあるかと思いますが、色々な学校を見て、色々な生徒や先生の話しを聞き、志望校の選択を広げてください。

3.学校によって保護者の雰囲気もいろいろ!

学校見学では、中学校それぞれの保護者の方の雰囲気がわかるのもいいですね。

ある私立一貫校は、国公立への進学率が高く教育にも高い評価のある人気校なのですが、お嬢様学校とも言われています。

初めて学校見学に行ったとき、親子共々セーターにパンツと少しきれいめな感じで行きましたが、我が家のような格好は少数派でした。

父親はスーツ、母親もスーツやワンピース、子どももきちんとした服装という感じでした。

反面、現在通っている公立の中高一貫校の説明会へは、大人も子どもも少しかしこまった感じが大半ではありましたが、ジーンズ姿の方も浮いてしまうということはありませんでした。

中学に入ると親同士の付き合いなどはあまりないかもしれませんが、学校見学では保護者の方の雰囲気が分かるので、入学後のイメージを持ちやすいかもしれません。

中学受験をする子供たち

4.学校見学に行く時は通学の負担がかからないか要確認しましょう

我が子の通学時間は、玄関から学校に着くまで約1時間です。

電車に約40分乗りますが、行きは特に混雑していて座ることができないそうです。帰りは座れることが多いそうですが、入学当初はたまに寝過ごしてしまうこともありました。

また、中学に入ると教科書の量がぐんと増えます。

重いリュックと、リュックに入り切らない教材は手提げカバンに入れて通学しています。

筆者も試しに持ってみましたが、本当に重いです。

特に荷物の多い日はキャリーバッグの生徒もいたそうで、通学も一苦労です。

中学に入ると部活で遅くなることも多くなります。

特に行事があるときは、18時まで学校で過ごすこともよくあるので、学校に行くだけで疲れてしまわないよう、通学の負担も考えながら学校見学に行くことをおすすめします。

5.想像と違っていた・がっかりしたところも覚えておこう

当日、いい所ばかりに目がいくわけではないと思います。

筆者も一つだけ残念なことがありました。

伝統ある学校を見学したのですが、校舎もそれなりに年月を感じさせるものでした。

体育館内にトイレがなく、外にあるトイレに行かなくてはいけなかったのですが、当日は雨。

トイレは土足だったため、泥や雨水で床がひどく汚れてしまっていました。雨の日はいつもそうなのかな、と生徒が少し気の毒に思いましたが、これも実際に足を運んだから分かったことなので、行ってよかったと感じています。

受験に合格するポイント

入学後のイメージを持ちながら学校を見てみましょう

6年間という長く貴重な時間を過ごす学校をたった数回の見学で決めないといけないので、事前に何を知りたいかをまとめておく、見ておくポイントを決めておくといいですね。

そして、受験勉強のモチベーションを上げるためにも役立つ学校見学。

親子で入学後のイメージを膨らませながら、楽しむことも忘れずに大切な一日を過ごしてください。