年の離れた兄弟がいることのメリットとデメリット

年の離れた兄弟我が家には10歳年齢の離れた兄弟がいます。

親や祖父母の愛情を長い間独り占めしていた息子ですが、10歳になった時妹が生まれお兄ちゃんになりました。

こうした年の差のある兄弟も身近に増えてきつつありますが、10歳差というと、びっくりされることも多いです。

ここでは、年の離れた兄弟のメリット、デメリットについてお話していきましょう。

年の離れた兄弟のメリット

小さな即戦力になってくれる

例えば、買い物に行った時に、親がトイレに行きたくなった場合に、一緒に待っててもらう、フードコートなどで一緒に居てもらう、など出先でのちょっと待っていてほしい時に面倒を見てもらうことができます。

また、小さい子と一緒に出掛けた場合、荷物が増えがちですが、荷物を一緒に持ってもらうなど、小さな保護者のような立場で一緒に動いてもらうことができす。

高校生になると、親と一緒に買い物に出かけることも少なくなりましたが、小学生や中学生の間は買い物に出かけるときは小さな戦力になってくれていました。

遊んでくれる

積木遊びやブロック遊びなど、一緒に遊んでもらうことも多かったです。

おもちゃの取り合いで喧嘩になることはほとんどなく、穏やかな雰囲気でゆったりと遊んでくれます。

また、娘が好んで取り組んでいるワークなども、家庭教師のようにお願いすることもあります。

忙しい時間に、面倒を見てもらうことで、安心して家事に取り掛かれます。

お迎えをお願いできる

仕事でどうしても保育園のお迎えに間に合わない日があり、朝どうしようか迷っていた時、「今日は早く帰れるから、俺が迎えに行くよ」と申し出てくれたことがありました。

(保育園や幼稚園によりますが、お迎えを中学生以上の兄弟であればOKの園もあります。事前に兄が迎えに行くことを伝えて置くことが必要です。)

息子の同級生の中には、保育園などのお迎えをほぼ毎日している子もいるようです。

帰り道にどのようにすれば、危険がないかなどをしっかり伝えて、その日のお迎えはお願いすることにしました。

年が離れていたからこそ出来たお願いでした。

年の離れた兄弟のデメリット

一人っ子期間が長かった

一人っ子でいる期間が10年あった子にとっては、下の子が生まれたことにより、慣れ親しんだ自分と親だけの関係が崩れ、自分だけに費やしてもらっていた時間を下の子どもに奪われることになります。

赤ちゃん返りこそありませんが、ちょっとしたことで「何で俺の●●ができていないの?」など不満を言うこともありました。

今まで手をかけていたことが十分にできなくなる事で、親としても申し訳ない気持ちになることもありますが、できることは自分でしてもらうようになってきています。

行動範囲や遊び先が異なる

長期休暇や週末に出かけようとする際に、年長児と高校生が一緒に楽しめる場所があまりありません。

大型テーマパークのUSJやディズニーランドなどは楽しめるかもしれませんが、近場の遊び場では、高校生の子は小さな子どもが行きたい場所に一緒に行っても楽しめることが少なくなってきます。

旅行などでも、高校生は親と一緒の感覚で観光が楽しめますが、小さな子どもは観光ではつまらないため、旅行に行くときも二人が楽しめる場所をどうしたらよいか悩んでしまいます。

下の子どものママ友との年齢差、育児の体力

上の子どものママ友はほぼ同世代のママたちですので、会話が合わないことはありません。

しかし、下の子どものママ友はほぼ10歳年下です。

ジェネレーションギャップを感じる時も少なくありません。

下の子どもの行事に参加する時には、親子参加型の出し物が多く、かなり体力が必要になる場合もあります。

また、出産する際にも、助産師さんに「10年経つと初産と変わらない」と言われていました。

出産の体力も子育ての体力も、10年前より衰えていることを実感します。

産後はすぐに疲れ、その疲れが取れないことも多くなりました。

若い時はおんぶしながらこなせていた家事も、ハードに感じることさえありました。

10年前は子どもと一緒にサッカーしたり、走ったりしていられたのですが、今は下の子どもに追いつくのに一苦労です。

学校行事と保育園行事

中学生と小学生のお子さんを持つご家庭は経験があると思いますが、上の子どもの行事と下の子どもの保育園での用事があった場合、両方の予定とで重なってしまったりすると、身動きが取れないこともあります。

こうした場合は夫婦で担当を分けて行動したり、下の子どもを実家に預けて、上の子どもの行事に参加したりすることもあります。

悩みのギャップ

家庭にも拠ると思いますが、我が家では高校生の悩みは、学校生活や成績、進学のことなど将来について話し合うことも多いので、幼児期の子どもの偏食や体格、発達などについて考えることよりもつい、比重が大きくなりがちです。

一人一人をしっかり見たいと思う反面、上の子どもには注目してしまい、つい力が入ってしまうことも。

反面、幼児期の子どもは、ただ可愛い存在になり、親にとっては癒しの存在になります。

こうした状況に息子から「下には甘い」と言われてしまうこともあります。

年の離れた兄弟がいることについて

兄弟とは言え、年が離れていると生活している中で「一人っ子が二人」いるような感覚になることが多いです。

また、10年前の育児と最新の育児が違うことに驚くこともあります。

子育て期間を一般的に20年と考えた時に、10歳の年の差兄弟がいる場合、30年間の子育てをすることになります。

なかなか子育て卒業までは長い道のりになりそうですが、二人の子どもをゆっくりと育児することができるのは年が離れているからこそだと思います。