小規模か大規模か!保育園選びで知っておきたいポイント

早期に仕事復帰を考える女性が増え、「保活」はかなりメジャーな育児イベントになりつつあります。

すぐに過ぎ去ってしまう育休1年を見越して、妊娠中から保育園探しを始めなければならない地域もあります。

とりわけ、東京23区はどこも激戦だと聞きますよね(筆者は関西在住なので状況は若干違っているかもしれません)

1歳から預けなくても、子供が2〜3歳になってそろそろ…と考える女性も多くいらっしゃいます。

しっかり働こうと思えば、やはり幼稚園より保育時間の長い保育園が、必然的に選択肢として上がってくるでしょう。

保育園選びの観点は、シンプルだけど、意外に奥が深い!

先生や園の雰囲気だけでなく、他の様々なことに目を配らせて、親も子も納得の園を選ぶようにしたいものです。

今回注目するのは、保育園の規模です。

園児が多くてにぎやかな保育園にするのか、こじんまりとした園を選ぶのか…メリットやデメリット、お子さんとの相性など、確認すべきことをまとめましたので参考にしてみてください。

保育園選びのポイント、まずはココ

保育園見学で親が確認すべきポイントは、ざっと挙げてみましょう。

  1. 施設は清潔さが保たれているか
  2. 保育をしている先生たちはイキイキしているか
  3. 子供たちは元気いっぱいか
  4. 管理職の先生の雰囲気は悪くないか
  5. 保育内容は充実しているか
  6. 我が家の方針と合致しているか(のんびり系、知育もバッチリ系など)

短時間の園見学で全てを見極めるのは難しいかもしれませんので、もしご近所に知り合いがいらっしゃったら、評判を聞いて情報を集めましょう。

3歳児未満で預ける場合には、施設の清潔さは案外大切な事項になります。

公的な保育施設ですからもちろん掃除や消毒は行われていますが、小さいお子さんは抵抗力が弱くて、なんでも口に入れたり触ったりすることを考えると、築年数の浅い園や隅々まで手入れが行き届いている園の方が、親としての安心感はありますね。

保育内容については、実際入ってみなければわからない部分ではありますが、3歳以上のクラスで、散歩、食育、季節の行事などのイベントが日々の生活の中で丁寧に行われていると、良い保育園だなという印象を受けます。

保育園は幼稚園以上に日々の生活に密接した場所ですから、そういった小さなイベントや日々の遊びの内容が充実していると、お子さんの毎日も充実していくでしょう。

指しゃぶりをする子供

小規模?大規模?保育園の規模も保育園選びのポイント!

さて、園選びのポイントをサラッと紹介してきました。

園選びでは、その保育園がいわゆる「良い園か」を判断することが大切です。

それぞれ園のカラーがありますから、親御さんが信頼して「通わせたいと感じる園」を選ぶことができればベストです。

加えてもう一つ、重要な観点をぜひ見ておいてほしいと思います。

それは、保育園の規模です。

保育園で問題児だったら

お子さんは小規模向き?大規模向き?

保育園の規模は、園全体で70人ほどしかいない小規模園から、園児数が200〜300人にも及ぶ大規模園まで様々です。

待機児童対策の一環として広がりつつある「小規模保育」も加えると、バリエーションはもっと増えるはずです。

親御さんが「良さそう!」と思ったその園、果たしてお子さんの性格にも合っているでしょうか?

まだ赤ちゃんっ気が残る頃に入園する場合は、全体的に小規模園を希望する傾向があります。

何かと手のかかる乳児時代、大人数の中で育っていくのに抵抗があるのかもしれませんね。

個々の性格がはっきりとしてくる3歳以上児は、我が子が大人数の中でも馴染んでいける性格なのか、集団行動が苦痛にならない子なのかを、ぜひ一度考えてみてください。

大人数のメリットは、張り合いがあり、にぎやかで、行事なども盛大になること。園舎や園庭が大きいので、遊びもダイナミックです。

そんな大人数の中で揉まれてたくましく育ってほしい。そう考える親御さんもいらっしゃいます。

反対に、のんびりした性格の子や自我が強い子には、全員の顔がわかる程度の規模で、目の行き届く保育を…と望まれるご家庭も。

大規模のような派手さはありませんが、家庭に近い雰囲気の中で先生方と二人三脚で育てていくことができます。

ちなみに私も、かなり悩んだ結果、息子には小規模の保育園が適していると判断しました。

幼稚園か保育園か

園選びのもう1つのポイント!入学先の小学校の人数も検討材料にして

もうこの先、今お住まいの地域で子育てしていくことが確実ならば、入学先の小学校を考慮して保育園を絞るのも手です。

保育園は地域性が強い施設ですから、「この園からは毎年園児の大半が〇〇小学校に行く」なんていう、まるで企業の寡占状態が起きているところも少なくありません。

反対に、別の地域への移転が決まっていたり、入学させたい学校があったりするのなら、その学校の規模を考えましょう。

もし小学校も小規模ならば保育園は小規模でも良いでしょうし、仮に小学校がマンモス校ならば、小規模の保育園から入学するハードルは、子供心になかなか高いかもしれません。

算数を教える小学1年生

穏やかな小規模、張り合いや刺激の多い大規模。どう育てたいのか

保育園選びの観点の一つとして、園の規模をチェックすることをご紹介しました。

実は、園の方針と同じくらい、園の規模は大切です。

どういう環境で、どのように育てたいのか、もともと持つその子の性格を、親としてどのようにむけていきたいのか…それらを一度考えつつ、候補に挙げた保育園を一つ一つ検討してみてください。