電子レンジで温めればすぐに食べることができる冷凍食品。
中には、お弁当にそのまま入れて自然解凍で食べることができるものもあり、とても便利ですよね。
美味しくて便利な冷凍食品ですが、子どもに食べさせるとなると、「添加物や栄養が気になる」、「どれぐらいなら食べさせても良いの?」など、冷凍食品の使い方が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、安心して子どもに冷凍食品を食べさせることができるよう、冷凍食品がなぜ良くないといわれているのか、また、おすすめの活用方法を管理栄養士の筆者がご紹介していきます。
目次
冷凍食品は健康に良くないの?!冷凍食品が健康に良くないと言われる理由
冷凍食品はあまり食べないようにした方がいい、体に良くないと耳にしたことがあるかと思います。では、なぜ冷凍食品は良くないと言われるのでしょうか。
その2つの理由を解説していきます。
食品添加物が多く使われている
食品添加物の種類や量などの使用基準は、さまざまな細胞試験や動物試験により、厳しく定められています。
そのため、食品添加物を摂取しても健康的に問題はないとされています。
しかし、食品添加物の中には長年摂取し続けると身体に悪影響を及ぼす可能性があるものもあり、絶対に安全とは言い切れません。
食品添加物はさまざまな食品に使用されているので、絶対に摂取しないというのは難しいですが、できるだけ食品添加物が少ないものや、無添加のものを選びたいものですよね。
特に、子どもにはできるだけ食品添加物を使用していないものを食べさせたいというパパやママも多いはずです。
冷凍食品の中には、保存料や着色料、化学調味料を使用していないものもありますし、通販では無添加の冷凍食品を購入することもできるので、そのような冷凍食品を活用すると良いでしょう。
栄養バランスが偏る
冷凍食品といえば、唐揚げやぎょうざ、パスタやお好み焼き、炒飯など、お肉や炭水化物のものが多いですよね。
また、揚げ物など油が多く使われているものや、味が濃ゆく塩分が高いものも多いです。
そのため、冷凍食品ばかり食べていると、どうしても栄養バランスが偏ってしまいます。
野菜が多く使われている冷凍食品を選んだり、炒飯やパスタなど単品で食べるのではなく、たんぱく質や野菜をプラスするなど、栄養バランスの偏りを小さくするよう心がけましょう。
知っておきたい!冷凍野菜の栄養価が高い理由
スーパーなどの冷凍食品コーナーには、さまざまな種類の冷凍野菜も並んでいますよね。
使いたいときに、使いたい分だけ使えるので、重宝しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、「栄養はあるの?」「冷凍の野菜だし、なんか気が引ける」という方もいらっしゃると思います。
実は、冷凍野菜はとても栄養価が高いことで注目されているのです!
収穫後、新鮮なうちに冷凍加工される
スーパーや八百屋さんに並んでいる野菜は、収穫後、貯蔵、運搬という行程があり、収穫されてから時間が経過しています。
野菜は新鮮な状態が栄養価が高く、時間が経てば経つほど、栄養価が落ちてしまいます。
冷凍野菜は、収穫後、すぐに冷凍加工されており、新鮮な野菜の栄養を保っています。
野菜は旬のものが一番栄養価が高く、味もおいしいと言われています。
冷凍野菜は、旬のものを冷凍加工されているので、栄養価の高いものを食べることができます。
急速冷凍をすることで栄養価が保たれる
冷凍野菜は、収穫された後、すぐに急速冷凍されています。
急速冷凍することで、野菜の細胞を壊すのを防げるため、鮮度や品質、栄養価を保つことができます。
最近では、自分で冷凍野菜をつくる方法なども注目されていますよね。
野菜を洗って、必要であれば切ったりなどの下処理をして冷凍するだけなので簡単にできます。
週末などにまとめて冷凍しておくと、日々の食事作りが楽になるのでおすすめです。
さらに、冷凍することで、栄養や旨味がアップするものもあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
栄養バランスばっちり!管理栄養士がオススメしたい冷凍食品
食品添加物や栄養バランスの面から、おすすめしたい冷凍食品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ニチレイ『からあげチキン』
ニチレイフーズさんの『お弁当にGood!』シリーズは、ママ達からの「できるだけ食品添加物を少なくしてほしい」という声から生まれ、保存料、着色料、化学調味料を使用していません。
からあげチキンだけでなく、ミニハンバーグや春巻きなど、種類も豊富で、小さな子どもでも食べやすいサイズ感なところも嬉しいポイントです。
らでぃっしゅぼーや
食品宅配のらでぃっしゅぼーやの冷凍食品は全て国産品、さらに食品添加物を使わずに作られています。
冷凍野菜や冷凍フルーツ、冷凍フライ、冷凍炒飯など、種類も豊富です。
中でも、『10品目野菜がうれしい お弁当小鉢3種』や『5品目野菜がうれしい えびグラタン』など、野菜を多く使った惣菜があるのも魅力的です。
トップバリュー『白身魚の野菜あんかけ13品目入り』
こちらの商品は、メインのおかずと副菜2種がワントレーになっています。
これにご飯をつければ、しっかりとした食事になりますよね。
冷凍食品は栄養バランスが偏ってしまいがちですが、こちらの商品は栄養バランスも考えられているので、子どもにも安心して食べさせることができますね。
この他にも、チキン南蛮や牛肉のしぐれ煮風など、数種類販売されています。
マ・マー『わたし思いの野菜を食べる生パスタ赤のソース』
パスタは炭水化物が中心になってしまいますが、こちらの商品は7種類の野菜が入っていて、野菜も摂ることができるのが魅力です。
パスタは子どもにも人気のあるメニューなので、野菜が苦手な子どもでもおいしく食べることができるのではないでしょうか。
同じシリーズで、緑のソースも販売されていますよ。
毎日手作りではなくても大丈夫!冷凍食品を上手に活用しよう
共働きであったり、子育てや家事をしながらの食事作りは大変ですよね。
毎日手作りの食事を子どもに食べさせてあげたいと思っていても、できないときもあります。
また、たまには手を抜くことも、子育てをしていく上で必要なことではないでしょうか。
忙しいときや疲れているときなど、食事作りがストレスに感じるときは、冷凍食品などを活用して心と体を休めるようにしましょう。