小学校受験と聞くと、どの様なイメージをお持ちでしょうか?
きちっと座れていないとダメなんでしょ?大人しい子じゃないと出来ない?などとお考えではないでしょうか。
しかし私立小も国立小も入ってみると色々なお子さんがいらっしゃいます。
比較的、私立小の方がお行儀に関しては厳しいかもしれませんが、国立小は本当に活発で元気な子が多い印象です。
そんなお行儀に関して、我が子二人の小学校受験経験から、日常生活でお行儀をよくするために意識したことをご紹介していきます。
また、これから受験を控えている親御さんは試験対策を兼ねて参考にされてみてください。
目次
小学校受験対策!我が子のお行儀をよくするために意識したこと
公共交通機関を使い沢山出掛ける
小学校受験の対策として我が家はペーパー対策よりも体験・経験を多く蓄えた方が良いと考え、公共交通機関を使い、沢山親子でお出掛けをしてきました。
なぜならその道中にもお行儀を良くするポイントがあるからです。
電車やバス、飛行機に乗っている時の公共のルールを幼い頃から親が話し掛け、見せ、真似させるということは、勿論最初はじっと静かにしていることが難しいかもしれませんがベビーカーに乗っている頃から根気強く教えてあげればきっとその努力は報われます。
まだそんな赤ちゃんから何を?!と思われるかもしれませんが、お子さんをベビーカーに乗せ自分は携帯に没頭するのではなく、一緒にお話したり静かな手遊びをしたり風景を見て気づいた事を語ったりとしていく事はとても大切です。
絶対そうしましょうと言っているわけではありませんので、親御さんの心身の健康のためにも、時には携帯で遊ばせたり動画を見せたりするのも良いと思います。
時々は携帯ではなく探し絵の絵本を渡してみるのも良いかもしれません。
そうしていくと少し大きくなった時に自分で絵本を読んだり、折り紙をしたり、自分なりの過ごし方を見つける事が出来るようになってきます。
また、公共の場では騒がない、目的の駅までじっと座っておくという事が出来るようになります。
目的地まで静かに座っていることが出来た時には、褒めてあげてくださいね!
椅子に座る時の姿勢
我が子はなかなか姿勢が良くならず、色々な椅子や補助装置などを使ってみましたが猫背になり足がぶらんぶらんしてしまうので、試験当日までヒヤヒヤしていました。
面接時にはピシッと出来ていたので、そこには驚きました。もう少し早くからしっかりと家で言ってこなければいけなかったなぁと反省しております。
ではどうしていったらよくなるのか、お伝えしていきます。
- まずは背もたれの無い椅子に座らせてみる
- 食事と勉強の時だけは意識して背筋をピシッとしてみて?と時間を決めて座らせる
お子さんの座る姿勢があまり良くないなと思われたら、両足が下に付いているのか、その時の膝は90度になっているのか、是非一度机と椅子をご確認ください。
しっかりと挨拶をする
子は親を見て育つと言われるように、まずは親御さんが率先して近所の方、幼稚園・保育園の先生、家族同士でも進んで挨拶をするようにしてください。
「おはようございます」の挨拶や「ありがとうございます」「ごめんなさい」等、お子様は初めは恥ずかしがって言えないかもしれませんが、もし小さな声でも言えたら全力で褒めてあげてください。
勇気を出せたね、気持ちよく挨拶できたね、相手の方も笑顔になってくれたよ!など、言葉にしてあげてください。
小さな時から習慣化しておくことで、初めて会う大人の人にも挨拶が出来るようになり、試験当日は学校の先生に自分から気持ちの良い挨拶を出来るようになるはずです。
挨拶がしっかり出来るだけで好印象です。
食べ方等の所作
横浜の女子校ではお弁当を食べ一日かけて試験を行う所もありました。(近年はコロナの影響で無くなっています)
お箸の持ち方、お弁当の食べ方、食べ終わった後のお弁当を風呂敷で包む所までやってみてください。
意外とお箸を正しく持ててないお子様も多いのではないでしょうか?
お弁当持参の試験が無い所でも早稲田実業小学校では日常生活に関わる事が出るので布団を畳んだり、シャツをハンガーにかけたり、お箸を使って豆のような小さなものをつまんだりします。
最初は練習用の使いやすいお箸から始めて、正しく持てるように毎回の食事で見てあげてください。
そして所作としては、小さなお皿、お椀、お弁当箱は手に持つように意識してください。
また、お箸で豆などをつまむゲームが販売されていますが、家族みんなでお箸を使ってビーズやブロック等を時間内にどれだけつまめるか、紙皿等を用意して遊んでみるのもおススメです。
試験当日にむけて意識させておきたいこと
すでに意識してされているかもしれませんが、立つ時は椅子を机の下にしまってから移動するように意識しましょう。
試験中にゴミがでてしまったらティッシュに包んでポケットにしまう、もしくはゴミ箱に捨てるようにしましょう。
教室移動時等、試験官の先生のルールに従って移動することもしっかり伝えてあげておくといいですね。
これは男子校で移動中に「話さない、列を乱さない、走らない」等お約束を言われ、それを守れているか見られているというものがあります。
男子校に限らずどこの学校でも親元を離れた後、受験生と試験官の先生だけの空間でいかに先生の話を聞き、守り、楽しんで出来るかが重要になってきます。
例えば「一度しか言わないからよく聞いてね」と伝えて、これからやることを3つ伝えるから出来るかな?等、事前に対策をしておくことができます。
普段から少し意識をすることでメリハリのある生活を親子でも心掛けてみると良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お行儀に関しては特別な対策は必要無いと思いますが、普段から少し意識して生活してみるだけで、一年後二年後のお子さんの姿が変わってくることと思います。
何よりもお子様がどんな大人になって欲しいのかを考えながら、家族一丸となり小学校受験期間を乗り越えてください。