お風呂の時間に、お子さんたちと何か取り組んでいることはあるでしょうか?
九九のポスターを貼ったり、あいうえお表を貼ったりと、昔からいろんな取り組み方やグッズがありますよね。
昨今の共働き事情を反映してか、お風呂でのひと時は、親と子の大事なコミュニケーションの場になっているようです。
その日1日の出来事を話したり、お勉強事をやってみたり…そういうゆっくりとした時間を取ることを、「浴育」と言うそうです。
お風呂でのお勉強は、机にじっと座って取り組まなくてもいいので、子供たちにはとってもハードルの低い方法です。
勉強嫌いなお子さんはもちろん、これからひらがなや数字を覚えていく小さなお子さんにもぴったりな方法ですよね。
今回は、「浴育」で取り上げてみたい学習をご紹介します。
目次
浴育の王道は「もじ・かず」
浴育の王道中の王道は、やはり数字やひらがな・カタカナでしょう。
数字は、早い子で2歳頃から意識し始めます。「これなあに?」が大好きな時期ですので、それに乗じて数字を入れていければすんなり学べますよね。
おすすめは、表よりも、パズルのような壁に貼れるおもちゃ。この頃の子は、持ったり投げたり貼ったりするのが大好きなので、そうした遊びの中で自然と触れ合えるタイプのグッズの方が効果的です。
数字ばっかりだと、最初はすべてがわかりませんが、これなら知っているものを取っ掛かりとして、「これなあに?」を広げることができますよ。
ひらがなの場合は、ちょっと難易度が上がりますが、表とパズルがセットになったこういう商品もあります。
浴育ならでは!広いキャンパスでのびのびお絵描き
紙の大きさを気にせずお絵描きできるのは、お風呂でお絵描きのいいところ。つい壁や襖に落書きしたくなってしまう子どもたちの気持ちも満たしてくれます。
ママたちの小さい時にはなかなかなかったお風呂用ペン、今は種類も豊富に販売されています。なんと100均でも展開されているというから驚きです。
せっかくなら、安価に手に入れていろんな色を揃えるのも楽しそうですよね。
数字の順唱・逆唱
お決まりの「30まで数えたら出ようか」ですね。これも日々のルーティンにしていると、小さな子であっても、自然といつの間にか歌のように覚えているものです。
「ゼロ」の概念はなかなか身につけにくいものの一つですが、逆唱で慣れているとへっちゃら。なんとなくでも「終わり」「ない」などのイメージがついていきます。
これも浴育の定番!日本地図を覚えよう
子どもって、覚えてコンプリートするのに必死になる瞬間があります。もしお子さんが天気予報や地域の名前に興味を持ち出したら、お風呂にも地図を導入してみてください。
お風呂のポスターとともに、お部屋にパズルを用意すれば、きっとコンプリートはあっという間でしょう!
お風呂で水の不思議のタネを蒔こう
国語も算数も社会もお風呂で学習ができるなら、じゃあ理科は?となりませんか?
実は理科こそお風呂の性質を利用して、不思議の種を蒔けるんです。
大きなパパがお風呂に入ると、ザバーンとお湯が溢れたり、たらい一杯に入れたお湯の表面がなんだか丸みを帯びていたり…理科の不思議要素はたくさん!
参考:お風呂で知育遊び 理科編
受験生は風呂でマンガ!
こちらは番外編。もう少し大きいお兄さん、お姉さん向けのお風呂学習のグッズ紹介です。
中学受験生、高校受験生、そして大学受験生。どの受験生も、無理してでも覚えなければならないことは山ほどあります。
トイレに資料集や歴史マンガ、新聞などを置いているご家庭もあるかと思いますが、お風呂で歴史マンガを読むという勉強もありです。
確かに一人でゆっくり入るような年齢になると、お風呂はワイワイ騒ぐものではなく、ゆっくりとリラックスする時間。半身浴でもしながらの歴史マンガは、時間の有効活用にもなりそうです。
歴史マンガは、歴史の流れや登場人物の動きを気楽に学べる優秀教材。ただ、巻数も多く、勉強時間にマンガばっかり読んでいるわけにもいかないので、こういうスキマ時間に読めるといいですね。
大学受験生用には、水に濡れてもいい本がシリーズ化されています。
まとめ
いろいろヒントを得ていけば、お風呂は今よりもっと有意義な時間にできるはず。親子で楽しくお勉強、そして同時にコミュニケーションを深めてみませんか?