幼稚園で子どもたちに人気のある遊びを知っていそうで実は親御さんは詳しくは知らなかったなんてことはありませんか?
家庭でも気軽に楽しめる遊び方や遊びのポイントを知っておくことで、遊びがより豊かに楽しくなります。
「幼稚園で子どもが、どんな遊びをしているのか気になる」「家での遊びをもっと充実させたいけど、何をすればいいのか分からない」など、幼稚園での遊びが気になる方や家での遊びをもっと楽しみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
<年少・年中・年長>幼稚園で人気の遊び5選
幼稚園の年少・年中・年長組で人気のある遊びを紹介します。
室内で楽しめる遊びから外遊びまで幅広く紹介しますので、ぜひお家遊びの参考にしてくださいね。
年少~年長:砂遊び
砂遊びは、年少~年長まで幅広い年齢で楽しめる遊びです。
同じ砂遊びでも発達段階によって遊び方が変化し、1人でも大人数でも楽しめるのが魅力です。
年少は、砂でケーキやプリン、カレーなど料理を作って楽しむのが定番の遊び。
先生や友だちに作った料理を「どうぞ」とご馳走する真似をしたり「見て!○○ができたよ」と見せたりすることで、コミュニケーションも楽しめます。
年中になると遊びがよりダイナミックになり、砂を掘って、運んで、水を流してなど体全体を大きく動かして楽しむようになります。
今までは1人で楽しむことが多かった砂遊びが、友だちと協力して楽しめるようになり、想像しながらさまざまなものを作れるようになる時期です。
年長で人気の遊びは、泥団子作り。
今まではただ泥を丸めているだけだった子どもも、どのくらいの大きさで作れば良いのか、乾いた砂をどのように使えば固い団子ができるのかなど、友だちと意見を出し合ったり、誰が一番固くなったか競い合ったりしながら一つの団子を熱中して作る姿も見られます。
ただ作るのではなく、どのように作れば良いのか試行錯誤しながら作ることに興味関心が高まり、砂遊びのバリエーションが増えて、より楽しめるようになります。
<年中~年長>鬼ごっこ・かくれんぼ
年中になると、徐々にルールのある遊びが楽しくなってきます。
鬼ごっこ・かくれんぼはルールがシンプルなことから大人の手助けがなくても、自分たちで鬼を決めるところから始められるのも魅力ですね。
鬼ごっこは、鬼が次々に変わっていく変わり鬼や当てられるたびに鬼が増えていく増やし鬼、当たったらその場で止まる氷鬼など、さまざまなルールで楽しめるのも特徴です。
鬼を決める・ルールを決めるなど子ども達で話し合う必要もあり、楽しみながら協調性やコミュニケーション能力も高められる昔ながらの定番の遊びです。
【年中~年長】ごっこ遊び
特に女の子に人気の遊びがごっこ遊びです。
お医者さんごっこやおうちごっこ、お店屋さんごっこなどごっこ遊びのアイディアは無限大!
幼稚園の遊具やおもちゃをさまざまなものに見立てて遊びます。
想像力が豊かになることや、コミュニケーション能力が養われること、更にはごっこ遊びを通じて興味・関心が広がる、知識が広がるなどのメリットもあります。
室内・外遊びどちらでも楽しめる人気の遊びですね。
<年少~年長>ブロック遊び
年少から年長まで幅広い年齢で楽しめるブロック遊び。
ブロックは、大きさや仕組みなどさまざまな種類がありますが、年齢にあったブロックを選ぶことで子どもが集中して、自由にブロック遊びを楽しめます。
年少におすすめなのが、ピースが大きく組み立て方法がシンプルなブロック。
レゴなど小さなパーツが多いブロックは上手に組み立てができず、すぐに飽きてしまう可能性もあります。
大きく、高く積み上げるのが楽しいこの時期は、思いのままに組み立てられるような環境作りが大切です。
年中になると友だちと協力して家を作ったり、車など動くものを作って走らせたり、ブロックを組み立てて、遊ぶ段階までステップアップします。
「ここから○○が出るんだよ」「こっちの方が早く走ったよ」など、仕組みを工夫したり、作っていく過程で試行錯誤したりする姿も見られます。
年長では、複雑な仕組みを取り入れたり、協力して巨大なブロックの造形を作り上げたりと遊びの幅が更に広がります。
手先の器用さが養われ、想像力や思考力が深まるのもブロック遊びの良いところですね。
<年少~年長>工作遊び
不動の人気を誇る工作遊び。
はさみで切ったり、のりやテープを使って貼り付けたり、好きなものを自由に作れる工作遊びは、子どもが一人でも集中して楽しめます。
使う材料もさまざまで、折り紙や画用紙、紐を使う工作や、木の実や葉っぱを使った工作もあります。
自然素材を利用した工作は、色や形のバリエーションがあって、子どもの感性豊かな作品ができ上がります。
牛乳やたまごのパック、空き箱などを利用した廃材遊びも人気です。
工作遊びには明確なルールがないので、子ども達が好きなものを好きなだけ作って楽しめるのが魅力でしょう。
家庭でも楽しめる遊び方のコツ・ポイントとは?
幼稚園で人気の遊びを家庭で取り入れるときには、幼稚園と全く同じ環境を作ったり、同じ道具やおもちゃを用意したりする必要もありません。
自分たちが楽しめる無理のない範囲で取り入れることを意識すると、手軽に挑戦しやすく、時間や場所も問わず楽しめます。
砂遊びは、自宅では実践するのが難しいですが、休日や幼稚園が終わった後に公園に行って楽しむなど、近場でも手軽に楽しめます。
砂場のおままごとを楽しみたい時には、環境作りを工夫するのがおすすめ。
市販の砂場セットも魅力的ですが、用意できない場合には使用していないキッチンツールやカップなどの廃材でも十分楽しめます。
泥団子作りがしたいときには、どのように作れば固くなるのか絵本を見て研究するのも楽しくておすすめです。
工作遊びは、室内でも手軽にできるおすすめの遊びです。
トイレットペーパーの芯や空箱などいくつかとっておくと、いつでも廃材遊びが楽しめます。
また、公園に行った時に拾った木の実・どんぐり・枝などの自然素材も立派な工作の材料です。
折り紙や画用紙では表現できないような、自然の色や形を生かした工作は、子ども達の想像力を高めてくれます。
旅先で拾ったものなどを工作として利用すると、形とし手元に残るのでおすすめです。会話をしながら親子で工作が楽しめるでしょう。
まとめ
幼稚園のようにダイナミックに遊んだり、特別な遊具やおもちゃがなかったりしても、幼稚園での遊びは手軽に家庭で楽しめます。
幼稚園でどのような遊びを楽しんでいるのか、子どもに聞きながら、自宅でもその遊びが楽しめるように環境を工夫しましょう。
子どもが幼稚園でどのような遊びをしているのか気になる方や、自宅での遊びをもっと楽しみたいと思っていた方はぜひ記事を参考に、ぜひ家庭での遊びに取り入れてみてください。