子どもが塾の勉強についていけなくなる4つの原因とその時親がすべきこと

子供が塾の勉強についていけないお子さんが進学塾に通っていて、突然塾の勉強についていけなくなったと聞かされた時、あるいは塾の先生から授業についてきていないと聞かされた時、どうしますか?

子どもを叱りますか、問い詰めますか?

これは、両方とも逆効果になる可能性が大きいです。

では、塾の勉強についていけなくなった時に保護者の方は、どのようにすればいいのでしょう。

今回は、塾の勉強についていけなくなる原因と塾の勉強についていけなくなった時の対処法を紹介します。

塾の勉強についていけなくなる原因

塾の勉強についていけない一番の理由は急に勉強が難しくなるから

小学校4年生ぐらいから塾の勉強はかなり難しくなってきます。

中学受験をする子は、小4の間に1度か2度ほど大きな壁に当たる可能性があります。

算数も受験勉強ということで、結構難しい内容を塾で勉強して帰ってきます。

計算内容も小6がやるような分数の計算をやっています。

宿題が出来ない、内容が理解できていなくても進学塾は、容赦なく進んでいきます。

国語も急に小3までと比べて読む文章量もかなり増えてきます。内容も難しくなり、登場人物もたくさんでてくるようになります。

漢字も学年関係なくでてきたりと、急に学習内容が難しくなるのが、大きな原因です。

さらに原因は、「塾の先生」「本人」「塾」それぞれに問題がある場合があります。

塾の先生に問題がある場合

塾の先生の教え方が悪い場合が考えられます。

塾の先生は知識はあるのですが、クラスを引っ張る力が十分でないのでしょう。

少し教え方が下手でもクラスを引っ張っていく力があれば、ほとんどの子は理解してくれます。

本人に問題がある場合

塾の授業時間内に理解しようという気持ちが、少ない場合があります。

家で保護者が教えてくれるので、聞かなくても大丈夫という安心感から授業内容を聞いて、理解しようとする努力を怠っていると考えられます。

塾が子どもに合っていない

塾のレベルが高い、お子さんのレベルに合っていない場合が考えられます。

複数のクラスがある場合、子どものレベルにあっていないスピード、内容で進んでいくクラスがあります。

授業についてくることができなければ、家でしっかり理解するまで復習を出来るようになるまでしなさいというクラスです。

塾の勉強についていけなくなった時の対処法

この学習内容の変化、塾の先生、本人、塾が原因で授業についていけなかった場合どのように対処すればいいのでしょうか。

対処法を順番に説明していきます。

学習内容の難化への対応

学習内容の難化にはどのように対処すればいいのでしょうか。

保護者が教えるのではなく、塾に全て任せることが大事になってきます。

塾で出来ることは、できなければ居残りさせてもらう、理解していなければ分かるまで教えてもらう事です。

さらに家庭で出来ることは、例えば算数であれば家庭で計算練習する、国語であればテキストの文章を音読させるという方法があります。

算数は計算量が絶対的に必要です。

国語は声を出すことにより読むリズムが生まれ理解が深まるようになります。

塾の先生に問題がある場合の対応

塾の先生は、知識は絶対にあります。しかし、クラスを引っ張っていく力「統率力」が無い場合があります。

集団授業に向いていない先生もいるかもしれないので、この場合は、塾に相談してみましょう。

クラスが複数ある場合は、クラスを変えてもらえるようにお願いしてみるのも一つです。クラスが1つしかない場合は、その教えてくれている先生に相談しましょう。

クラスの担当を辞めてくれという話ではなく、授業の内容を居残りでも構わないのでできるようになるまで教えて欲しい旨を伝えましょう。

その先生でなくとも違う先生が対応するかもしれませんが、必ず何か手を打ってくれるはずです。

本人に問題がある場合の対応

真面目に授業は、聞いてるが、理解してやろうとする努力が足りない場合もあります。

ただ授業を聞いていたり、板書を写しているだけという状態です。これは保護者の方は、なかなか見つけにくい場合があります。

まずは塾から帰ってすぐに何を習ったのかを質問してみましょう。

お子さんが具体的に答えることができれば合格です。

しかし、具体的でない場合は全く理解していない可能性があります。

その場合は、授業内で理解するという努力不足ですので、保護者の方は、お子さんと話し合いをしておくことをおすすめします。

塾の内容は塾で理解してきなさい、という事と分からなくても親は教えられないということを理解させましょう。

話し合いをした後もう保護者の方は、勉強を教えないで下さいね。

塾が子どもに合っていない場合の対応

高いレベルで勉強するのは、いいことですが勉強についていけなくなると学習意欲の低下、さらには勉強自体がいやになり、勉強を全くしなくなる危険性があります。

レベルが高すぎる塾の場合は、クラスを下げてもらう、子どもに合うクラスにしてもらう、転塾を検討するの選択肢があります。

一度、塾の先生に相談してみましょう。

塾の勉強についていけなくなったら、まずは原因究明を

いかがでしょうか。

塾の勉強についていけなくなるのには原因があり、それぞれの対処法があります。

まず保護者が何が原因なのかを突き止めることが必要となります。

原因が分かれば、対処法があります。

しっかりと原因を突き止めて対処していきましょう。