長い受験生活もあと少し!受験直前の過ごし方3つのポイント

中学校受験直前の過ごし方3つのポイントまだ先だと思っていた本番の日、もうすぐ真近となってきましたね。

長い受験生活も結果がどうであれ、もう少しの時間となります。

今までは漠然とした受験対策であったのが、残された時間を思えば、少しも無駄にはできません。

お子さんには自分のやるべきことがはっきりと見えていそうですか?

もうすでに併願校を含めたスケジュール調整ができているご家庭もあるのではないかと思いますが、このあたりで本番直前の過ごし方はどうしたらよいのか?確認してみましょう。

1.最後まで自分の学習ペースを守る

本番直前になると、「やり残したことはないか?」と誰でも不安になります。

自分の弱点が気になったり、今さらながらこの勉強方法で良いのか?と気持ちが揺れてしまったり。

どうしても焦ってしまい、イライラしてしまう時期ではありますが、そういうときだからこそ、今までやってきた勉強法を続けるようにしましょう。

いつのと同じように生活することで落ち着くことができると思います。

本番直前に新しい参考書や問題集を購入しないようにしましょう

どの本にしても今まで見かけなかった問題や文章が必ずあります。

まだ理解していない問題を見かけると、本当はもう取り組めば正解する問題であっても、とても不安になってしまいます。

あれこれとつまみ食いのような勉強をすると、モレがあると誤自覚してしまいます。

本番直前は、新しい問題に挑戦するというよりも今までの確認を行うようにしましょう。

子どもの様子に焦りが見られたら、不安な気持ちをじっくり聞いてあげてください。

共感してもらえるだけで子どもの心が落ち着きます。

そのときには「もっと頑張りなさい!」など叱咤しないようにしましょう。

もう十分頑張っているのですから、頑張っていることを褒めるようにしてくださいね。

塾に通っている場合には、問題に関する質問ではなくても、不安に思うことがあったらいつでも相談して大丈夫です。

きっと的確なアドバイスをしていただけると思いますよ。

2.朝型の勉強にシフトさせる

「入試の当日は早起きさせないと」と思っていませんか?

実はいつもと違う時間の流れになると、身体の調子が整うのが遅れてしまい本来の実力を発揮できないことがあります。

「毎朝起きて学校へ行っているのだから大丈夫」と思いますか?

でも普段は、朝食を食べて学校へ行き一時間目が始まるころに、頭が準備万端となるのではないでしょうか?

入試本番はそれでは遅いのです。

一時間目=一科目目が始まる時間には、頭がフル回転していてもらわなくては困ります。

具体的には夜遅くまで勉強するのではなく、朝早めに起きて勉強するようにしましょう。

急に生活リズムを修正するのは身体にも負担をかけるので、本番の一ヶ月ぐらい前にはシフトが完了するように、徐々に朝も勉強できるようにしていきましょう。

持ち物を確認する受験生

3.入試当日の準備は子どもが自分で責任をもって

入試のスケジュールなどは親子で確認しますが、入試当日の持ち物などは自分で責任をもって準備させるようにしましょう。

受験票や筆記用具、上履きなどは当日の本人が使用するものです。自己管理ができるように自分で準備させましょう。

受験について手続きなどは親がやることになりますが、その他の点では「お母さんに言われなかったから」「塾の先生が教えてくれなかったから」のように、誰かに言われてから動くのではなく、自分で何が必要なのか?を自分で考え行動できるようにさせましょう。

「自分の責任」を正しくとらえ、何事も自分自身で考えるようになることは、中学校受験に於いてだけではなく、将来に必ず役立つことだと思います。

また、入試当日は何が起こるかもしれません。

少しぐらい電車が遅れたとしても対応できるように、余裕をもって出かけるようにします。

学校でもいつもギリギリに登校してくる子どもがいます。

提出物も前日にようやくやって間に合わせるような生活をしていると、急には余裕をもった行動ができないものです。

受験当日も多少のトラブルが起こっても対応できるぐらい余裕をもって行動できるように、今から生活を見直しましょう。

中学受験をする小学生

受験直前の過ごし方まとめ

受験直前の過ごし方、いかがだったでしょうか?

  1. 勉強については、不必要に焦らなくてもいいように今まで通りの方法で
  2. 朝から実力を発揮できるように朝型の生活にシフトする
  3. 準備については子ども自身が責任を持つ

もうひとつ大事なことは「自信をもつこと」です。

受験は、他の誰かと入試の点数で競って合否が決まる競争です。

ですが、実は「自分自身との戦い」でもあるのです。

解けない問題があったとき、時間が足りなかったときなどに「もうダメだ」と思ってしまったら負けなのです。

自分自身があきらめてしまったときに終わってしまいます。

今まで頑張ったのだから大丈夫!自分に自信をもつようにお子さんに伝えてあげてください。