子育て中のママの悩みの一つ、「偏食」。好き嫌いがある子どもは多いですよね。
しっかり食べてすくすく成長していって欲しいと願う反面、野菜を食べない、魚を食べないなど偏食があると、栄養面でもとても心配になりますよね。
そんな偏食について、子どもの偏食がなぜダメなのか、改善するためのポイントを、ご紹介していきます。
目次
子どもの成長と偏食の関係
偏食とは、ある特定の食べ物の好き嫌いがはっきりしていて、その程度が強いことを言います。
偏食がひどく、特定の食べ物だけしか食べない状態であると、ビタミンやミネラルなど成長に必要な栄養素が不足してしまいます。
しかし、ある程度好き嫌いがあっても他の食べ物で栄養を摂ることができれば、あまり問題はありません。
例えば、魚が嫌いな場合、お肉や卵、大豆製品などを食べたり、牛乳が嫌いでも、ヨーグルトやチーズは食べるということであればあまり心配しなくても良いでしょう。
だからといって、偏食があっても良いという訳ではありません。
子どもの成長、発育のためには栄養の摂取が必要不可欠です。
また、子どもの性格形成や、意欲や好奇心などの心の発達のためにも偏食はできるだけ改善するようにしましょう。
偏食を改善するために!家庭で出来る5つのこと
好きな料理に苦手なものを取り入れる
例えば、野菜が嫌いな子どもの場合、その子が好きな料理に野菜を小さく切って入れたりすると、おいしく食べてくれることがあります。
ハンバーグやオムレツはその方法がやりやすいです。
また、おやつを手作りする場合、野菜を入れることで野菜の甘みもプラスされておいしくなりますよ。
食器を変えてみる
これは、離乳食から幼児食の時期にあたる子どもに特におすすめの方法です。
子どもは気分によっても食事の進み具合が変わってきます。
いつも使っている食器と違うだけで興味が湧き、食べることがあります。
私の子どもも、いつも使っている子ども専用の食器では食べないのに、親が使っている食器だと食べることがあります。
器に盛られているものは同じでも、食器一つで食べる食べないが変わってくるので不思議ですが、食べてくれると嬉しいですよね。
いつも同じ食器を使っているご家庭は、大人が使っている食器を使ってみたり、子どもが好きなキャラクターの食器などにしてみてはいかがでしょうか。
場所を変えてみる
食器を変えてみる方法と同じで、気分が変わると食べることがあります。
大人も、部屋で食べるのと、公園でピクニックをしたりなど外で食べるのとでは気分が違いますよね。
いつもより味もおいしく感じたりすると思います。
食事をいつもと違う部屋でしてみたり、晴れた日は公園でお弁当を食べたりするなど、場所を変えてみるのもおすすめの方法です。
お弁当を作るのは手間がかかって気が進まないという場合は、スーパーでお惣菜を買って食べても良いです。
ママも気持ちよく食事ができるように、無理をしない範囲で工夫してくださいね。
切り方や調理方法を変える
特に野菜が苦手な場合におすすめの方法です。
野菜が苦手な子どもは多いと思いますが、そのほとんどは「味」が好みではないという場合が多いと思います。
くせがあったり、苦みのある野菜は苦手な子どもが多いですよね。
そのような野菜は、乱切りなどの口に入る分の大きさが大きいほど、その味をダイレクトに感じます。
ですが、細切り、さらにはみじん切りなど面積が小さくなると、味が分散され苦みなどを感じにくくなります。
斜めに切るか、縦に切るかなど、切り方で食感も変わってきます。
子どもがなぜ食べないのか原因を探り、それによって工夫してみましょう。
また、焼く、煮る、炒めるなどの調理方法によって食べることもあります。
我が子は、煮たかぼちゃはあまり食べませんが、焼いたかぼちゃはよく食べます。
「食べないなぁ」と思ったら、調理方法を変えてみるのも一つの手段です。
一緒に料理を作ってみる
一緒に料理をすることで、料理が出来上がったときの達成感を得ることができ、食べることへの意欲にも繋がります。
さらに、一緒に料理をすることによって、料理の大変さなども実感し、「毎日料理を作ってくれてありがとう」という感謝の気持ちが芽生えます。
「座ったらご飯がでてくることは当たり前ではない」「ご飯を食べられることはありがたいことなんだ」と、実感してくれたら嬉しいですよね。
他にも、料理をすることによって、五感が鍛えられたり、好奇心が育つなど、子どもにとって心身共に良い体験になります。
親子のコミュニケーションにもなるので、偏食がある子どもに限らず、どのご家庭でも実践して頂きたいです。
偏食はずっとは続かない!焦らないで成長を見守ろう
子どもの偏食は、ママを悩ませてしまうこともあると思います。
せっかく作ったのに食べてくれないと悲しいですし、栄養は足りてるのかなと心配にもなりますよね。
ですが、子どもの偏食は時期が来ると改善されることもあります。焦らず、長い目で見守ることも大切です。
また、無理に食べさせることは禁物です。
子どもの様子を見ながら、少しずつ工夫していきましょう。
子どもの偏食で悩んでいるママは多いと思いますが、好き嫌いがあるというのも子どもの成長の一つです。
そして個性でもあります。
悩み過ぎず、子どもとの食事の時間を楽しみながら、偏食の改善に取り組んでいきましょう。