中学受験は、通塾などが低学年になるほど長期戦になります。
ほとんどのお子さんが遅くとも新4年生には通塾など受験の準備をスタートしますが、受験本番まで、勉強一直線になると、いつか息切れをしてしまいます。
子どもが一生懸命に受験勉強に没頭するのはいいのですが、時々息抜きをいれてあげないと些細な出来事で疲れが出てしまい、受験そのものが難しくなります。
親御さんもたまには息抜きをしないと、お子さんの成績に一喜一憂してストレスが溜まるのも困りものです。
そこで、今回は親子で中学受験に向けて上手に息抜きをする方法をご紹介していきます。
今、息抜きが必要だなと感じられている親御さん、ぜひ試してみてください!
目次
体を動かすことはとても大切!親子で体を動かそう
勉強をしていると、どうしても同じ姿勢で体が硬くなってしまうので、適度に体を動かすのは一番です。
学校の休み時間に遊んでいることは遊んでいるかもしれませんが、中学受験の勉強や、通塾では緊張感も出るので、体の筋肉も固まりやすくなります。
一番手軽にできるのは、散歩やジョギングで、朝に行うのがベストです。
普段は学校まで歩いていても、親子で朝に散歩やジョギングを楽しむと緑を見ることや朝の光を浴びることで、生活リズムやストレスが解消されます。
どうしても朝の時間が取れない場合は、スイミングなど体を動かす習い事を習っているようでしたら、通塾のスケジュールを調整しながら、できれば受験準備本番ギリギリまで通わせることをお勧めします。
休日には少しの時間を見つけて家族で息抜きをしましょう
休日といっても、塾の宿題や、受験勉強の時間にほとんどの時間を取られることになるでしょう。
しかし、休みも平日も勉強ばかりに明け暮れると、長期戦になる中学受験では、疲れも出てきます。
さすがに、6年生になると、模擬試験や、志望校の見学会・説明会・プレテストが入ってくるので、息抜き時間は取りにくいかもしれませんが、本格化する前は、休日の1/3でも家族での息抜きタイムは取るようにしましょう。
外でサッカーやキャッチボールをするのもいいですし、家でお菓子作りもいいでしょう。
家族でボーリングに行くのもオススメです。
思いっきり遊んだ分「遊んだ分を、しっかり取り戻そう」と頭の切り替えがしやすくなり、家族団欒の時間も取ることができます。
オセロやトランプなどの知能玩具で頭を整理させる
オセロやトランプ・囲碁・将棋などの知能玩具で頭の中を整理する、いわゆる息抜きタイムを作るのもオススメです。
「知育玩具なのに、息抜きになるの?」という親御さんもいらっしゃるでしょう。
最近の小学生は、テレビゲームやスマホゲームで遊ぶことが多いので、目の間に数字などが並んで、作戦を立てないと勝つことができないというゲームは、勉強とは違う経験になるので、息抜きになります。
高学年からこの方法で息抜きをさせようにも、勉強の方が優位になってしまうので、低学年・中学年からこの息抜き方法を取り入れるといいです。
女の子ならおしゃべりをすることがストレス解消につながる
女の子は、友達づきあいでも「誰かと楽しくおしゃべり」するというのは楽しいものです。
お子さんが女の子なら、お母さんが聞き役になって「普段興味のあることや、学校での面白い話」を自由に話してもらうというのも、お子さんにとってはストレス解消と息抜きになります。
そこで、もじもじ話しにくいことがあれば、何か学校で問題があるかもいう気づきにもなるので、息抜きをしながらゆっくり話を聞いてみてあげてください。
料理の手伝いや後片付けも気軽な息抜き
これは、男の子も女の子も関係なしに、意外とお子さんにさせていないというケースは多いです。
「料理」は段取りをしっかりしないと完成しないので、普段の受験勉強とは違う頭の使い方をします。
ですから、お母さんが少し手助けしてあげながら料理をすると、良い気晴らしになります。
お母さんの体調が悪くなった時に、ある程度お手伝いができるという「しつけ」にもなるので、通塾でどうしても時間がないときは仕方ないですが、曜日などを決めて、食事の手伝いや後片付けのお手伝いをしてもらうのもいいですね。
お手伝いが難しい場合は、せめて食べ終わった食器をシンクまで運んでもらうということをお願いするのもいいでしょう。
肩のマッサージをしてスキンシップを図る
親御さんもお子さんも肩は自然と凝ってしまうものです。スキンシップは、同時に息抜きにもなるので、お互い肩のマッサージをするというのもいいです。
小学生でも、最近は肩こりが多いので、筆者も子供が「疲れた」とぐったりしている時に、肩こりマッサージをしてあげることがあります。
マッサージをしてあげることで子供の受験など日々のプレッシャーや緊張をほぐしてあげられるはずです。
テレビゲーム・スマホゲームは息抜きにおすすめ出来ません!
テレビゲームやスマホゲームで気晴らしになるかというと、ならないケースがほとんどです。
気晴らしどころか、勉強の妨げになってしまうことにもなります。
通塾の連絡用と防犯用ということで、お子さんにスマホを買い与えている家庭が増えています。
一方で、テレビゲーム・スマホゲームからの画面の刺激は、子供の頭には刺激が強すぎて、せっかく覚えたことも忘れるぐらいきついものです。
そして、ゲームでクリア出来なかったからなどどゲームにばかり意識が向いてしまい、勉強がおろそかになってしまいます。
ゲーム依存にもなりかねないので、親御さんが見ている時に10分程度という約束をしたり、高学年の受験本番ギリギリの時期になれば、禁止という方向で約束を立てていきましょう。
「適度な我慢」ということも必要です。
親御さんにも適度な息抜きは必要です
受験期間は親御さん、特にお母さんが通塾の送迎や塾の懇談会、お子さんの成績に一喜一憂する日々を過ごされていることでしょう。
さらに6年生にもなると、お子さんと一緒に学校見学会や入試説明会・プレテストと走り回るので、お母さんの負担は相当なものです。
筆者も経験して、途中で心が折れそうになった時期は何度もあります。
思わずきつく叱ってしまって後悔することもありました。
受験生はちょうど多感な時期に、ハードな勉強をして、中学受験に臨むので、親御さんもどう対応していいかイライラしてしまいがちです。
前述したお子さんとのスキンシップタイムや、絵画展などを観に行くなど、普段とはちょっと違う過ごし方をしてみてはいかがでしょうか?
中学受験は「母親の受験」とも言われますので、しっかりお子さんをサポートしながらも、親御さんも適度に息抜きすることは必要です。
息抜きの方法は、お子さんの性格などに応じていろいろと試してみて、お子さんにあった息抜き方法でリラックスさせてあげてくださいね。
お母さんが疲れてしまうと、お子さんが心配してしまいますから、適度に息抜きをして、疲れを取るようにしてくださいね。