中学校受験に失敗してから早いもので1年が経ちました。
現在は公立中学校に通っているわが子ですが、この1年間どんな様子であったのか?
同じように中学校受験に失敗した子どもたちの様子と共にお伝えしたいと思います。
目次
子供の中学受験失敗からの回復は早い
中学校受験を控えている子どものお母さんは、「中学校受験に失敗したらわが子はどうなるのだろう」と考えたくはないけれど考えてしまう・・・とても心配されていると思います。
ですが、子どもの回復力はとても早いものでした。親の方がいつまでもショックを引きづります。
失敗からの子供の回復が早い理由
その理由は「友達の力」がとても強かったように思います。
当然ですが、中学校受験に失敗しても公立の中学校へ入学することができます。
そしてそこには小学校からの友達が多く入学していきますので、中学校受験に失敗したとしても、合格して友達が少ない中学校へ行くよりも友人関係では恵まれていると思われます。
そこが高校受験や大学受験とは異なる点です。
我が子の通う小学校では受験して私立へ進学する子どもが3割程度で、残りの7割の子どもは同じ公立校へ進学するので、友人関係がほとんどそのまま継続することがよかったようです。
中学受験した学校の数
実は我が子は1校しか受験していませんでした。
行きたいと思った学校が1校しかなかったのでそうなったのですが、親としてはどこか「合格できる学校」を受けさせればよかったと後で後悔はしました。
達成感を味わってほしかったからです。
受験校すべてに不合格だった子も、、、
友達の中には、数校もしくは何回も同じ学校(日程が異なるため)を受験し、全て失敗した子もいます。
その子の場合は連日の午前午後受験したのですが、帰宅してインターネットで合否を確認するたびに、どんどん元気がなくなっていったそうです。
お母さんはわが子のそんな姿を見て「なぜこんなつらい経験をさせてしまったのだろう」と自分自身を責めたそうです。
受験して失敗した数が多ければ多いほどショックも多く、回復するのに時間がかかるかもしれません。
でも、そんな友達の子どももそれから1年経ち、今はもっと高いレベルの高校を目指して頑張っています。
子どもの回復力はほんとうに早いものです。
中学受験で勉強したことは無駄になっていない
小学6年生の1年間は特に勉強しました。塾や夏期講習、自宅でも夜遅くまで勉強していました。
親としては、中学受験にかけた塾代はいくらになったのだろう?と悲しい気持ちになりますが、学習面では無駄になっていないことに1年経って気づかされました。
中学校入学時の学力は、受験しなかった子どもよりも高いのは当たり前かもしれません。
それよりも学習する姿勢ができているので、それを継続するだけでその後の学力もついてくるようです。
中学受験によって学力の基礎ができた
よく中学校では、3年で部活を引退してから本格的に勉強すれば間に合うと聞きますが、それは正しくありません。
それまでに勉強する基礎ができているから引退してから頑張れば間に合うのです。
何もしていないのに3年から頑張ったところでもう間に合いません。
勉強してきた習慣が身に付き、中学校受験に失敗しても決して無駄にはなっていないと思います。
中学受験の失敗で高校受験の心構えができた
中学校受験に失敗しても行く学校はありますが、高校受験はそうはいきません。
もちろん行き先がちゃんとあるように、学校でも塾でも対応はしてくれますし、どこにも行けないということはないと思いますが、それでも心配にはなります。
受験に失敗することの経験から、受験がたやすいものではないことを知り、準備することができます。
頭で考えたことよりも経験が役に立つと思うのです。
子供なりに成長したと思うこと
中学校受験に失敗してもすべてがダメではないことを親子共に学んだ気がします。
公立の学校に進学してもまた違う人生がありますし、かえってよかったこともある。
私立の中学校へ進学した友達とも疎遠になるかと思いきや、休みを調整して定期的に遊んだりしています。
同じ地域に住んでいるのですから当然と言えば当然ですね。
友達関係にも幅ができたような気がします。
いいことばっかりじゃない、辛いこともあるけれど、それを乗り越えていける力を身につけることができたのは、中学校受験に失敗したおかげだと1年経って思うことができるようになりました。
もうすぐ中学校受験を控えているお子さんのお母さんへ
お子さんが希望する学校に合格できますように。
でも万が一のことがあってもあなたのお子さんは大丈夫ですよ。
本当に子どもの回復力は親が心配するよりも早いです!
[…] 中学校受験に失敗した子どものその後、、、 […]